佐野市の岡部 正英市長が9日の市議会の12月定例会で、任期満了に伴い来年4月11日に投開票される市長選挙に5回目の当選を目指して立候補する考えを表明しました。

佐野市議会の質問戦で、政友みらいの山菅 直己議員の質問に答えたものです。

岡部市長は現在82歳で、旧佐野市と田沼町、葛生町の合併に伴う2005年の市長選で初当選しました。

新庁舎や内陸型の物流拠点「佐野インランドポート」の整備など、これまでの実績を挙げ、4期16年をかけてようやく飛躍の道筋が見え始めてきたと述べました。

一方で去年の東日本台風からの復旧・復興や新型コロナウイルスの対応は道半ば、中心市街地や中山間地域の活性化など合併後の課題についても取り組むべきことがあるとしています。

これらを途中で投げ出すわけにはいかないとして5回目の市長選挙に向け力を込めました。

佐野市長選挙にはこれまでに行政書士の郄際 弘幸氏と県議会議員の金子 裕氏が立候補を表明し、市議会議員の井川 克彦氏が出馬の意欲を示していて、12年ぶりの選挙戦となる見通しです。