王室が却下! ヘンリー王子、戦没者追悼式典での花輪献上は叶わず
11月11日は第一次世界大戦の休戦日。イギリスではリメンブランスデーとして戦没者を追悼する。それに先立ち現地時間11月8日(日)に戦没者追悼式典が開催、エリザベス女王を始め、チャールズ皇太子、カミラ夫人、ウィリアム王子、キャサリン妃らが出席した。式典では戦没者の記念碑にポピーの花輪を献じるのが慣習。チャールズ皇太子はエリザベス女王からの花輪と自身からの花輪の2つを、ウィリアム王子も自身の花輪を1つ供えた。
ヘンリー王子も毎年この式典に出席していたが今年は欠席。王子は10年に渡りイギリス陸軍に所属し、アフガニスタンでは実戦にも参加した。王室離脱後アメリカに滞在しているがリメンブランスデーにはイギリスに帰国し、元同僚の軍人たちと共に式典に出席したいと考えていたと関係者は語っている。
でもコロナ禍で帰国は不可能に。新聞「サンデータイムス」によると代わりに花輪だけ供えたいと王室側にリクエストしていたという。でも王室はこの申し出を却下。「ロイヤルファミリーを代表する立場にはないから」だと王子に伝えたという。
ヘンリー王子も王室もこれを認めるコメントは出していないが、今のヘンリー王子がロイヤルファミリーといかに疎遠になっているかを示しているとイギリスマスコミは見ている。
ヘンリー王子は今も軍隊での経験と仲間を今もとても大切にしているという。イギリスで式典が行われた日曜日にはメーガン妃とロサンゼルス・ナショナルセメタリーを訪れ戦没者の記念碑に花を供えたことが報じられた。またその前日にはポッドキャスト「デクラシファイド」に出演。戦没者追悼式典に出席するときに身につけるポピーの花や献じる花輪について「退役軍人やその愛する人、インヴィクタスに参加しているメンバーたちの勇敢さ、決意を称えるためにポピーの花をつけていた」と負傷した軍人たちのスペシャルオリンピック、インヴィクタスにも言及しコメントしていた。「式典で花輪を供えるときには彼らのことを想っていた」と語った王子。今回、その花輪を供えることができなかったのは無念だったはず。