和歌山県田辺市の担当者に申し入れ書を提出する市民団体の代表(左)=14日午前、田辺市役所

 和歌山県田辺市の市民団体は14日、同市役所の移転を巡り、移転先の土地の元所有者で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた同市の元会社社長野崎幸助氏(2018年5月に77歳で死亡)の口座に、市から経緯不明の4千万円が振り込まれたとみられる資料を入手したとして、市に説明を求める申し入れ書を提出、記者会見を開いた。

 会見で、野崎氏の預金通帳の写しが報道陣に公開された。16年7月6日に振込人名「タナベシ」と4千万円の振り込みが記録されていた。

 だが、振り込み直前の同年6月にその土地の登記が野崎氏から商業施設の運営企業に変更の上、市はこの運営企業側から土地を買収していた。

和歌山県田辺市の市民団体が、野崎幸助氏のものとして公開した取引記録の写し。「タナベシ」名で4千万円の振り込みが記録されている