「沸騰ワード10」(日本テレビ)や「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)など、テレビや雑誌で大活躍の“伝説の家政婦”・志麻さん。フレンチシェフの経験をもとに、家庭でできる料理をおいしくするワザや、ふつうの食材でつくれる華やかなメニューが大人気です。


大人気の志麻さん

そんな志麻さんがESSE10月号の付録に登場! 1人当たりの食材費が100円台でつくれる、お金をかけないプレミアムなおかずを教えてくれました。

志麻さんの食材費100円台レシピ。豚こま切れ肉のシュークルート風



ここではそのなかから、豚こま切れ肉でつくれる絶品おかずを1品、ご紹介します。


●豚こま切れ肉を、シュークルート風に





安くて使いやすいと人気の「豚こま切れ肉」。食費カットの強い味方です。
豚こま肉たった200gで、ボリューム満点のおかずをつくります。



【材料(4人分)】

・豚こま切れ肉 200g

・塩、コショウ 各適量

・キャベツ 1/4個

・タマネギ 1/2個

・ニンジン 1本

・サラダ油 大さじ1

・A[白ワイン、水各1/2カップ 酢1/4カップ 固形コンソメスープの素1個]

・ソーセージ 8本

【つくり方】



(1) 豚肉に塩、コショウで下味をつける。キャベツは粗い千切りにし、塩小さじ1/2をふって混ぜる。タマネギは薄切りにする。ニンジンは7〜8mm厚さの輪切りにする。



<ポイント>


本来は発酵した酢漬けキャベツで煮込む料理をシュークルートといいますが、酢漬けキャベツを家庭で用意するのは大変。そこで塩もみキャベツで代用します。短時間でも塩もみしておけば、本格的な味に近づきます。

(2) 鍋にサラダ油を熱し、1のタマネギに塩をひとふりして弱火で炒める。しんなりしたら(1)のキャベツ、ニンジン、豚肉の順にのせ、Aを加えてフタをして30分ほど煮る。



<ポイント>


タマネギは塩をひとふりすると水分が出て、うま味=甘味がグッと引き出されます。酸味が強めな料理の中で、タマネギの甘味がたされ、味に奥行きが出ます。

(3) 仕上げにソーセージを加えて5分煮て、味をみて塩をたす。



[1人分249kcal]




<ポイント>


ソーセージの代わりにベーコンでもOK。その場合もだしが出すぎてパサパサにならないよう、最後の仕上げに加えましょう。

自粛が続いて食費の膨張が気になる人も多いのではないでしょうか。
ESSE10月号
ではほかにも、志麻さんが考える「我慢しているとは感じない」一皿100円台でつくれるレシピを、おかず&おやつと合わせて50以上掲載しています!
こんな豪華な付録はESSEだけ。ぜひチェックしてください。


<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【タサン志麻さん】


国内外のフレンチレストランで修行ののち、“より自由で簡単なフランスの家庭料理を伝えたい”と、家政婦に。著書に『志麻さんのベストおかず』
(扶桑社刊)などがある