岡田晴恵さんがテレビに出続ける情熱の源、そして知られざる素顔とは
8月22日のゲストは、白鷗大学教授の岡田晴恵さん。感染拡大が懸念されて以来、毎日のようにニュース番組に出演し、新型コロナウイルスについて解説。朝の情報番組やセミレギュラーとして出演する夕方のT B S「Nスタ」への出演のほか、昼間は大学教授として授業を行ったりするなど多忙な日々を送っています。新型コロナ感染拡大防止のために身を削ってまでテレビに出続ける熱意の源、そして、知られざる素顔にサワコが迫りました!
多忙さから10kg減...無理をしてでも頑張れる理由とは!?
淡い色のワンピースを身にまとい、多忙さを感じさせない美しい姿で登場した岡田さん。サワコが「日に日にお綺麗になる!」と絶賛すると、「メイクさんとか、凄く頑張ってくださって」と照れたように応え「T B Sのメイクさんが、付けまつ毛まで買いに行ってくれて。普段は化粧とか全然しないので、髪型やメイクも決めて下さって」と、リクエストではなく"おまかせ"スタイルで番組に出演していると話しました。また、服については衣装ではなく自前だと明かし「時々デパートへ行くと店員さんがわぁ〜っと来て試着室に連れていかれて。"どうですか?"って言われて1着か2着買うとか。あとは、通信販売とか...」と話しました。
忙しさから10kg以上も痩せたという岡田さんですが、身を粉にしてテレビに出続ける理由を問われると、「コロナって人の命に関わるし、今、報道されてるのは "今" のことだけど、私はどういう対策を取ったらいいかということを考えるのに、2、3か月 "先" を考えるわけです...間に合わなくなってしまうので」と言い、国立感染症研究所にいた頃は、ワクチンなど感染予防対策を専門に取り組んでいたことから「ちょっと無理をしても頑張ってやろうかなって言う風に思っていたんだと思う」と話しました。テレビの中ではことのほか孤軍奮闘しているようだと指摘されると「後ろではいっぱいサポートしてくれる方がいて。研究仲間とかと裏では沢山ディスカッションして勉強しています」と言い、留学時代に築いた世界中の友人とは「(コロナは)簡単な病気ではないって言われていたので、(現況のように)なってしまうんじゃないかっていうことは、クリスマス位にはわかっていました」と、多忙を極める日常の中でも情報交換を行い、学び続けていることを明かしました。
反響が批判的でも「言い続けるってことが大事」
ある番組に出演した際、新型コロナウイルス感染拡大防止策として"マスクは役に立たない"という話題に直面した岡田さん。ただ1人マスクの必要性を訴え続けたことについてサワコが問うと、「私は、先へ先へ物を言うので世の中が追いついてきてくれるっていうのがあって」と答え「1人で言い出すことが多いので、結構精神的にも強くなきゃいけない」と自らが置かれた立場を説明。反響が批判的な時があっても「だからといって、言わないでおくことではない。ボコボコに言われるけど、でも、やはり言い続けるってことが大事」と、何事にも屈しない確固たる信念を語りました。そんな、岡田さんは大学院で免疫学を学んだ後、当時の科学技術庁から国立感染症研究所に派遣され、そのまま就職。そこで出会った感染症に悩む人々の姿が今につながる原点になったそう。
ある日、麻疹で命を落とした子どもがいたことに触れると、「麻疹って、かかっても死なないと思っていた」と言うサワコに「麻疹に効く薬なんて今でもないです。でも、すれ違ってもうつるくらい感染力が強い」とその脅威を力説。その上で、ワクチンで予防する重要性を訴えると、「ちゃんとどういう理由で、どういう怖さがあるから(予防接種を)勧めているんだということを、きちんと普通の人にわかるように教えたかった」と、留学先のドイツで出会った感染症の絵本に刺激を受け、12年の歳月をかけて、医学やウイルス学を子どもたちに伝えるべく著書を執筆したと話しました。ウイルスや感染症を題材にした絵本や小説を、既に100冊以上も世に送り出している岡田さん...。一方で「圧倒的にウイルスに負けてるなって思っちゃう瞬間がある」と弱音を漏らした岡田さんは、サカナクションが好きだと話し、この状況になる前に「ワンマンライブに行っときゃ良かった」と"素"の一面をサワコに見せました。
「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。
次回8月29日のゲストは作曲家の服部輶之さんと、娘でヴァイオリニストの服部百音さん。「半沢直樹」など輶之さんが手掛けた人気ドラマのテーマ曲の誕生秘話のほか、百音さんは、輶之さんとともに亡き祖父・克久さんが作曲した思い出の曲を披露!
MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分放送。お楽しみに!
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