面会する尹氏(左端)と冨田氏。壁に独島の写真が飾られている=20日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の国会外交統一委員会の尹相現(ユン・サンヒョン)委員長(無所属)は20日、国会で冨田浩司・駐韓日本大使と面会した。尹氏は委員長室に独島の写真が飾られているとしながら、「独島は国際法上も、地理的・歴史的にも韓国の領土」と強調した。

 日本は2020年版外交青書で、独島について「歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに日本固有の領土」と記述した。

 冨田氏は外交青書では日本の立場を説明しているとして、原則的な立場を説明した。

 尹氏は韓国と中国は企業関係者の迅速な例外入国を保証する「ファストトラック」制度を実施しているとして、日本もこうした例外措置を検討するよう要請。冨田氏は日本でも経済活動の正常化に関心を持っていると応じ、企業関係者の交流を検討する考えを示した。

 また、尹氏はインドで滞在中に急性白血病を患った韓国人女児の帰国を日本が支援したことに謝意を表明した。冨田氏は日本が韓国の支援を受けた例も多くあったとして、謝意を示した。