台湾北部・新北市板橋の投票所前でできる有権者の長い列

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(台北中央社)中華民国第15代総統・副総統選挙、第10期立法委員(国会議員)選挙の投票が、11日午前8時から開始され、午後4時に締め切られた。中央選挙委員会は、夜10時ごろまでには開票を終えたいとしいている。

総統選に立候補しているのは、台湾の主権守護を訴え再選を目指す現職の民進党・蔡英文総統(63)、対中融和路線を取る最大野党・国民党の韓国瑜高雄市長(62)、野党親民党から出馬の宋楚瑜党主席(77)の3人。

蔡氏は午前9時ごろ新北市永和区の投票所に姿を現し、市民から歓迎を受けた。投票を済ませた後、国民に投票を呼びかけ、民主主義をより強くするよう訴えた。韓氏は午前、娘とともに高雄市林園区で投票を済ませ、取材に応じることなく会場をあとにした。午前に新北市淡水区で投票を終えた宋氏は報道陣に対し、台湾が示した民主主義の気風は世界が羨ましく思っていると述べた。

立法委員選挙には、小選挙区と比例区合わせて定数113議席に600以上人が立候補している。

台湾各地できょう午前はおおむね好天に恵まれた。

(侯姿瑩、温貴香/編集;荘麗玲)