ついに念願のステップアップ移籍を果たした南野。年明け早々にもプレミアデビューを飾るか。(C)Getty Images

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 日本代表FW南野拓実リバプール移籍は、お隣の韓国でも大々的に報じられた。

 オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクからプレミアリーグ屈指の名門クラブへのステップアップ移籍。英国国内の報道によれば、リバプールがザルツブルクに支払う違約金は725万ポンド(約10億1500万円)で、契約期間は2020年1月1日から24年6月末までのおよそ4年半だという。

 韓国のスポーツ専門サイト『スポータルコリア』は「日本列島はミナミノの移籍報道に熱狂し、大騒ぎだ」と報じつつ、新天地での活躍を楽観視する向きに疑問を呈している。

「日本国内のいくつかのメディアは、過去にリバプールへ冬の移籍で加入した選手たちが軒並み大活躍を果たした事実を切り取り、ミナミノの活躍が約束されたことのように報じている。ルイス・スアレス(現バルセロナ)やフィルジル・ファン・ダイクらは確かにそうだが、2011年冬のアンディ・キャロル(現ニューカッスル)の大失敗例を忘れてはいまいか。移籍金3500万ポンド(約48億円)を費やしたが、からっきしだった。よって、かならずしもミナミノの成功を保証する情報とは言えないだろう」

 
 さらに同メディアは「リバプール攻撃陣にはサディオ・マネ、フィルミーノ、モハメド・サラーがいて、シェルダン・シャキリやディボック・オリギも控えるなど、実に豪華で分厚い」と前置きしたうえで、「それでもクラブは、チャンピオンズ・リーグでのミナミノのプレーぶりを見て、さらに攻撃陣を充実させられると確信したのだろう」と、やや皮肉っぽく伝えている。

 なお南野のザルツブルク同僚で、韓国代表MFのファン・ヒチャンにもプレミアリーグ行きの可能性が浮上。ウォルバーハンプトンが最有力候補に挙がるが、ここ数日は交渉に進展がないようで、韓国国内では「今冬の移籍は難しい」と見る向きが強くなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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