実際の衛星写真を利用して地図検索をすることができるWebサービス、「Google Maps」。日本での使用も可能になり、「オレの家どれかなぁ〜」なんて思いながら、真剣に覗き込んでしまった人も多いのでは・・・? 実は今、この衛星写真地図向けに屋上広告を販売する会社が登場したという。それって、どんなものなんでしょ?

 今回、この衛星地図向けの屋上広告の販売を開始したのは、RoofShoutという会社。この広告は、衛星写真サービス向けに、ビルの屋上に空に向けた看板などを出すというもの。この会社では、すでに広告枠となるビルの屋上をオークションで売り出している。

 この広告を利用するだけで、世界中に宣伝を行えるという大きな効果が期待できるというのだ。そのためには、世界中の人々が注目し検索されやすいスポットの近くを確保しなければならなくなってくる。もし、今回の販売開始が好評で、この広告の効果が認められれば、日本でも同様のサービスが登場するかもしれない。

 そこで、日本でもし、このサービスが開始された場合に、争奪戦間違いなしのスポットをちょっと予想してみた。やはりトレンドスポットが強そうなので、先日オープンした表参道ヒルズ周辺などは検索数も多いか・・・? さらに、流行に関係なく検索されそうな東京ドームや武道館、また東京駅などのターミナル駅周辺も、広告を出すならオススメ!

 ただ、この広告にはちょっと困った点が一つある。それは、衛星写真の更新時間の幅が大きく、広告を出してもそれが反映されるのに時間がかかりすぎるということ。更新は、場所などによってもまちまちだが、2年や3年ごとなど、ほとんどが数年単位で行われる。今、広告を出したとしても、見ることができるのは3年後ということもあるということ・・・。う〜ん、さらに効果が出るまでにはもっと時間がかかる。といった具合に、とっても気の長い人でないと、広告を出すのはちょっと無理かもしれない。

 こんな調子で、今後この屋上広告が普及するかどうか、その結果がわかるのもだいぶ先の話になりそうだ。(石橋夏江/verb)

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