TSGホッフェンハイムにとって、まさにキープレイヤーの一人である、アンドレイ・クラマリッチ。それゆえに、この準備期間では3週間にもわたって、膝の問題に悩まされ続けてきたことは、アルフレッド・シュレーダー監督にとって決して喜ばしい状況とはいえない。当初の診断では組織的な問題はみられておらず、いまだその原因解明には至っていないところだ。そのため今は母国クロアチアにて診察を受けているところであり、おそらくは神経に炎症などが見られているものと思われる。

 いずれにしてもまだこれからしばらくの間、クラマリッチが戦線から離脱することには変わりなく、これまで別メニューでの調整を行なってきたとはいえ、これからチームとの遅れを取り戻していくにはそれなりの時間を要することだろう。特に昨夏のワールドカップにて、内側側副じん帯を過度伸展していた同選手にとっては、辛い時間だ。

 またホッフェンハイム首脳陣にとっても、今夏にはジョエリントンがチームを去った上に、イシャク・ベルフォディルが、昨季最終節のマインツ戦での負傷から長期離脱。確かにすでにチーム練習への復帰は果たしているとはいえ、前述のクラマリッチと同様に、長期離脱からの遅れを取り戻していくにはまだしばらくの時間が要することになるだろう。おそらくは開幕から数週間はかかるとみられ、ホッフェンハイムとしてはFWのやりくりに頭を悩ませることになる。