つい最近までメディアに引っ張りだこだったメイド喫茶も、今じゃすっかり萌えスポットとして地位を確立。最近ではメイド・ヘアサロン、メイド・マッサージにメイド・バー、なんとメイド・ハウスクリーニングというものまでオープンしているのだ。そんなとどまることを知らない萌えブームが、なんとニュースの世界にも踏み込んだ!? 「お帰りなさいませ! ご主人さま♪」でおなじみの、あの萌え〜な声でニュースを読んでもらえるサービスがあるというのだ。

 その正体は「毎日新聞ポッドキャスト」。芸能やアニメ・マンガ、ゲームなど、毎日新聞のエンターテインメント関連の記事を声優が読み上げる音声サービスで、ダウンロードは無料。パソコンをやりながら1週間のエンタメニュースを一気に聞けると、今人気を集めているのだ。もちろん声優さんはプロダクションに所属しているいわばプロ。とびっきりキュートな声でニュースが聞けるなんておじさん涙が出そうです!

 ということでさっそくサイトにアクセスしてみる。・・・と一つの壁にぶち当たる。萌え声の度合いが分けられているのだ。「読み上げタイプA」と「読み上げタイプB」。うーん、どちらがいいのだろう。わけもわからずAを選択。うぅ! アニメのキャラクターに読んでもらっている感じでなんだか妙な感じではあるが、アナウンサーが読み上げるニュースに比べると、やはりかわいさはバツグンである。だけど、萌え声ってわりにはなんだかちょっと物足りない感じ。次にBを選択すると…キタッーー!と雄叫びをあげそうになる。コレこそがザ・萌え声と言っても過言ではない。独特の強弱のつけ方をした、非常にかわゆい声でエンタメニュースを読み上げているのだ。

 読み上げタイプAは萌え声の中でもちょっと大人っぽい感じ。それに比べBはひたすらにカワイイ。あなたのお気に入りはどっち? ただどちらにしても、肝心のニュースの内容にちっとも気がいかず、結局何のニュースだったのかわからないなんてことはないように注意したい。(平田桃子/verb)

毎日新聞ポッドキャスト
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