業務スーパーで販売されているコーヒー豆『ラグジュアリッチ』シリーズをご存じでしょうか。

100gあたり100円を切る格安コーヒー豆なんですが、意外なほど無難にまとまった味だったりします(ロブスタ種は混ざっていない)。家計にやさしくて味もそこそこイケる。そんな常飲用コーヒー豆をお探しの方はぜひ一度お試しください。

100gあたり100円を切る格安コーヒー豆だけど意外と……

業務スーパーで販売されているコーヒー豆『ラグジュアリッチ』シリーズ。1袋400gで397円(税込)、100gあたり100円を切る格安ぶりはお得感以上に不安を覚えなくもないんですが、意外や “かなり無難にまとまった” 味なんです。豆から挽くようなコーヒー好きであれば、日ごろの常飲用コーヒー豆としてストックしておくのはアリだと思います。そこで各銘柄の味傾向をまとめてみました。いずれも中細挽き、ペーパーフィルター&ハンドドリップで淹れたケースです。

業務スーパー|ラグジュアリッチ グアテマラブレンド|397円

苦味&酸味ともにライトな味が好き人に

コーヒー豆の仕様・コスパ参考価格|397円容量|400g(約30杯分)100g単価|約99円生豆原産国|ブラジル、グアテマラ焙煎|ミディアムロースト味の傾向苦味 ★★☆☆☆酸味 ★★★☆☆甘み ★☆☆☆☆コク ★☆☆☆☆香り ★☆☆☆☆

『ラグジュアリッチ グアテマラブレンド』はブラジル産とグアテマラ産コーヒー豆のブレンド、やや浅煎りタイプ。苦いのはニガテ、ちょっと酸味が立っているほうがお好きな方に向いた銘柄ですね。香りは甘さを感じさせますが、味わい自体は甘みとコクともに希薄。後味に若干ロースト香が広がるふくよかさがあって、酸味一辺倒というわけではない印象です。雑味は弱く、カジュアルな飲みやすさだと思います。

業務スーパー|ラグジュアリッチ モカ ブレンド|397円

苦味&酸味のバランス型でコーヒーらしい重み

コーヒー豆の仕様・コスパ参考価格|397円容量|400g(約30杯分)100g単価|約99円生豆原産国|ブラジル、エチオピア焙煎|ハイロースト味の傾向苦味 ★★☆☆☆酸味 ★★☆☆☆甘み ★★☆☆☆コク ★★☆☆☆香り ★☆☆☆☆

『ラグジュアリッチ モカ ブレンド』はその名のとおり、エチオピア産コーヒー豆を含んだブラジル産コーヒー豆とのブレンド。総合的には酸味と苦味がほどよいバランス型で、やや甘みを感じる口当たり。万人向けかとは思います。ただ、モカらしいフルーティな香気や酸味の押しは弱く、商品名から抱く期待とはちょっと乖離があるかも。ハイローストという表示よりももうちょい焙煎深めなのか、コーヒーらしい重みを持った味でもありますね。

業務スーパー|ラグジュアリッチコーヒー|397円

苦味メインの深煎り好きにおすすめ

コーヒー豆の仕様・コスパ参考価格|397円容量|400g(約30杯分)100g単価|約99円生豆原産国|ブラジル、コロンビア焙煎|シティロースト味の傾向苦味 ★★★☆☆酸味 ★★☆☆☆甘み ★★☆☆☆コク ★★☆☆☆香り ★★☆☆☆

『ラグジュアリッチコーヒー』は見てのとおり、深煎りらしい油分の浮かんだコーヒー豆(ブラジル&コロンビア産)。酸味の弱い、苦味メインのコーヒーがお好きなら本品一択でしょう。苦いとはいっても、シアトル系コーヒーのような鋭い苦味というよりは、マイルドな鈍い苦味。微かな酸味、甘みとコクも適度に感じられます。やや雑味を感じるところもありますが、わりとコーヒー好きに受ける味わいと言えるでしょう。

『ラグジュアリッチコーヒー』はエスプレッソ用や水出し用にもおすすめです。(mitok編集部ではこの銘柄をよく飲んでおります)

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『ラグジュアリッチ』シリーズは安めのコーヒー豆を調達しているのか、全体的に小粒という印象。でも、どれも意外なほど味が整っていて、飲みやすいブレンドとなっています。悪くないですね。個性の弱い味とも言えるかとは思いますが、これだけのバランス型で100gあたり100円を切るお値段なら、非常にお買い得なコーヒー豆と判断してよいのではないでしょうか。家計にやさしい常飲用コーヒー豆をお探しの方は、ぜひ一度試してみてください。

商品情報(共通)製造者|珈琲まめ工房(神戸物産関連会社)

※本記事で紹介している商品情報は掲載時点のものです。また、当該商品は地域や時期等によって扱っていない場合、価格が変更となっている場合もございます。あらかじめご了承ください。