コワモテ俳優・麿赤兒
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 大ヒット公開中の映画『翔んで埼玉』で“白塗りの男”西園寺宗十郎を演じて、インパクトを残した麿赤兒(まろあかじ・76)に注目したい。

 魔夜峰央の人気マンガを実写化した本作は、埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を描くギャグコメディー。東京都知事の息子で東京屈指の名門校の生徒会長を務める壇ノ浦百美を二階堂ふみ、容姿端麗なアメリカ帰りの転校生・麻実麗をGACKTが演じる。麿ふんする西園寺宗十郎は麗の父だ。

 麿は1972年に舞踏集団「大駱駝艦(だいらくだかん)」を旗揚げ。国内のみならず海外でも積極的に公演を行い、“BUTOH”を広めてきた。コワモテ俳優として数多くの映画やドラマにも出演。主な出演作には映画『ツィゴイネルワイゼン』(1980)、『キル・ビル』(2003)、『関ヶ原』(2017)などがある。

 息子は映画監督の大森立嗣と俳優の大森南朋であることでも知られ、大森立嗣監督がメガホンを取った映画『まほろ駅前多田便利軒』(2011)、『まほろ駅前狂騒曲』(2014)には大森南朋と親子そろって出演している。(編集部・中山雄一朗)