デーブ・スペクターとヨッピーがガングロギャルと平成最後の激論!時代遅れな「昭和の会社あるある」を斬る!


LINEを使ったビジネスツールを展開する「LINE WORKS」の調査によると、現場の社員の54.6%、つまりは半分以上の方が「自分の会社の働き方は昭和的だ」と感じているらしい。働き方改革が叫ばれる昨今、まだまだ時代遅れな、昭和的な価値観から抜け出せない企業も多く存在するようだ。

そこで、日米の働き方事情に詳しいデーブ・スペクターさん、平成生まれで昭和の時代を一切知らないガングロギャルのあおちゃん、元々は大手商社でサラリーマンをしていたライターのヨッピーさんの3人に集まってもらい、「昭和企業あるある座談会」を開催した。
皆さんも「自分の会社はどうか?」という視点で、自分の会社の働き方についてぜひ考えてみて欲しい。

今日は何の話?誰と誰が不倫してるかって話?

全然違います。仕事の効率の話とかですよ。

なるほど。どこに掲載される記事だっけ?

livedoorニュースだそうです。

え?LINEじゃなくてlivedoorに載るの?

livedoorを運営しているのがLINEなんですって。

へぇ〜、でも僕livedoorニュースよりYahoo!ニュースの方が好きなんだよなぁ。livedoorはコメント欄がないじゃない。Yahoo!ニュースはコメント欄に書き込みがいっぱいあるから、あれを見て「この人は何を言ってるんだろう」っていうのが楽しくて楽しくて!

はい。本題に戻りましょう。

すぐに脱線するデーブ・スペクターさんの軌道修正をしつつ、進行をして頂くのはLINE WORKSの長橋さんだ。
今回は、企業で働く現場の方々からのアンケートを元に「昭和の会社あるある」を作成して頂いた。長橋さん自身、以前は大手通信会社で働いていて、「昭和の会社あるある」についてはずいぶん悩まされたそうだ。
さて、一体どんな“あるある”が飛び出すのだろうか?早速、デーブ・スペクターさん、ガングロギャルのあおちゃん、ヨッピーさんの3人に検証してもらおう。
ITの時代に……?いまだに存在する“FAX最強説”


ひとつめです。まあ、良く聞く話ですよね。

そもそも、あおちゃんはFAXって知ってる?

わかりますよ!昔、日焼けサロンでバイトしていた時は日報をFAXで送れって言われて、意味わかんなくて何十回もやり直しました。

あー、やっぱりFAXの使い方はわかんないんだ!

デーブさんはFAX使ってないんですか?

もう全然使ってないよ。今はデータを読み込んでメールで送ってくれるサービスもあるし必要ないよね。それなのに日本のテレビ番組の連絡とかはいまだにFAXで来る。日本人は本当にFAXが好き。

そもそも、メールも使わなくないですか?やりとりとか全部LINEでやりますよ。メールすら使わないです。


あれ、なんか君、舌に仁丹がついてるよ?

仁丹じゃなくて舌ピです!

仁丹ではなく舌ピアスだそうです。

進行が大変そうだ。


はい、これもFAXあるあるですね。

いちいち確認しなきゃいけないんですか?

そう。FAX送った後で電話かけて「届いてますか?」って確認するのはよくある話。

どういうメリットがあってそこまでFAXにこだわるんですか?

メリットはなんだろう。パソコンが使えないおじさんでも文章が読める、とか……?

まあ、形になって残るからわかりやすい、とかはあるかもしれないね。PDFだと慣れてないから探せないとか。

メールとかデータで貰った方が、明らかに後から探しやすいはずなんですけどね。場所も取らないし。そういうIT機器を使いこなせない人がいまだに多いのかもしれない。年を取ってる偉い人ほどそういう傾向があるかも。

なんですかねそれ。高い給料貰ってるんだから適応しろよって思いますけどね。FAXって、返信するのも手間がかかって面倒くさい。

ただ、こればっかりはお客さん次第な所もあるから、FAXを使ってる事自体が悪とも言い切れないと思うんですよ。お客さんの事業者が高齢者で、注文書が全部FAXで来る、とかだと対応せざるを得ないでしょうし。

あと、FAXだと行きたくないイベントとかの案内が来てても「なんですかそれ?」って届いてないフリが出来るよね。

それをやる人が居るから「届いてますか?」って電話をかけさせられるようになるんですよ……!アメリカだとFAXってそんなに使わないんですか?

もちろんアメリカでも使うけど、日本ほどじゃない。日本だと普通の家庭にもFAXがあったりするじゃない?あれアメリカだと考えられない。そもそもFAXをビジネスに使うっていう文化を広めたのは日本の企業で、それがいまだに根強く残ってる。

まあ、FAXは非効率的だとは思いますが、お客さんの事情にも左右されるので完全な悪だとはなかなか言えなさそう。紙ももったいないし変えられるなら変えたほうがいいけど。


こういう会社も多いですね……。

仕事でLINE使うの禁止ってやつね。でも実際、グループでやりとりする時なんかはメールだとけっこう面倒臭いですよね。LINEなりFacebookなり使った方が見やすいし楽。

まあ確かに、LINEでグループ作ると便利だけど、嫌いな人も一緒にグループに入って来るから嫌ですよね。

あー、わかる。

でも、僕もどっちかって言うとLINEとかあんまり使ってなかったんですよ。でも、イベントで鈴木奈々さんと一緒になった時に写真を撮ったんだけど、「撮った写真、LINEで送ってください!」って鈴木奈々さんが言うもんだから「いや、僕LINE使ってないよ」って言ったらものすごくバカにされたんですね。「今時LINE使ってないんですか!?」って。それでLINEを使う事を覚えたの。

でもそれのおかげでLINEが使えるようになったんですね。

でもLINEはLINEで面倒臭いけどね。グループLINEに機内食のLINEとか送って来る人いるじゃない。写真送ってきて「富士山が見えます」とか。あれは本当に面倒臭い。

めっちゃわかる。続いていきましょう。
「ビジネス版LINE」として誕生した「LINE WORKS」。個人向けのチャットの業務利用はNGという企業でも使える、ビジネスツールとして超優秀なツールなんです。
例えば、WordやPowerPoint、画像ファイルなど、様々な種類のファイルもやりとり出来ます。FAXで煩わしかった、「印刷して送る」という作業もトークルームに投げ込むだけでOK。ファイルをフォルダ分けして管理することもできます。
LINEでお馴染みの「既読」機能もついていて、さらにグループトークで誰が読んだかまで分かる。だから、「相手が受け取ったかわからない」という心配もなくなります。メンバーの管理機能やセキュリティ対策機能も付いているので、ビジネスでの利用も安心です。

例えば、WordやPowerPoint、画像ファイルなど、様々な種類のファイルもやりとり出来ます。FAXで煩わしかった、「印刷して送る」という作業もトークルームに投げ込むだけでOK。ファイルをフォルダ分けして管理することもできます。
LINEでお馴染みの「既読」機能もついていて、さらにグループトークで誰が読んだかまで分かる。だから、「相手が受け取ったかわからない」という心配もなくなります。メンバーの管理機能やセキュリティ対策機能も付いているので、ビジネスでの利用も安心です。

重要事項は“紙”で……これって意味ある?“謎業務”の数々
では続いて、「昭和の会社あるある」を見て行こう。



ハッハッハ!これウソでしょ!?こんなことあります!?

いえ、これが本当なんですよ。実例として頂いたものなので……。

これってあの大臣の話?

あー、たしかに。「パソコン使った事ない」って言ってた人、いましたもんね。

つまり、部長の人がパソコンを使えないからわざわざ印刷するってことですよね?毎日毎日そんな事に時間使うくらいなら、その部長にパソコンの使い方を教えた方が早くないですか?

いや、おっしゃる通り。でも、偉い人の中にはパソコンとかIT機器を「よくないもの」って決めつけてる人がけっこうな割合で居るからね……。「俺はITわからんからな!」って開き直ってる人だって居るだろうし。

お前、その感じで部長っていう偉いポジションでふんぞりかえってるのってなんなの!?って思っちゃいますけどね。


まあ、紙で貰わないと形に残らないから不安になるってことを言う人もいますよね。データはパソコンを没収されたら終わりだけど、紙なら大事な書類だけ抜き出して自分の家に隠しておけるし。
ちなみにあおちゃん、仕事は何してるの?

それが、ギャルってマジで働き口がないんですよ。日サロの店員かアパレルかキャバ嬢しか働き口がなくて困ってるんです。すぐ職質されるし。

なるほど。おまわりさんが「カバンの中見せてくれる?」みたいな。

そう!あまりにも職質が多いから、夏場はビニールの透明なバッグを持ち歩くことにしました。それだとすぐバッグの中身が見えるから、職質されても楽でいいんですよ。

どんなライフハックだよ。


あーーー。

これはどういうこと?電話で言わなきゃ失礼ってこと?


そう!私も言われました!「遅刻するなら電話で言え!」って!仮に電車が遅延して「遅刻します!」って電話するとしたら、一旦電車から降りて電話しなきゃいけないじゃないですか。そしたら余計に遅刻しません!?

もうLINEでもメールでもいいよね別に。アメリカはどうなんですか?

アメリカ人は日本人に比べると時間にルーズだからあんまり細かい事気にしない。遅刻の連絡も会社に着いてから「ごめん遅れちゃった」って。でも「日本車に乗ってると遅刻が出来なくなる」っていう話があってね。車で通勤してる人なんかは「エンストした」とか「故障した」とかウソついて遅刻するんだけど、日本車に乗ってると「お前日本車乗っててそんなに故障するわけないだろ!」って。

デーブさん的にはこの、「なんでも電話で報告」っていう風習はどう思います?

でも、電話かかってきた方が確かに誠意は感じるかなぁ。

あ、次のやつもけっこう関連してるやつですね。


はい。これです。これもいまだにありますよね。

「逆に時間取らせる方が失礼」っていう感覚の方が正しいと思うんだけどなぁ。

でも、やっとね。普通の会社なら「19時には帰りなさい」みたいな所が増えてきてね。昼間の時間でいかに効率的に働くか、みたいな事を考える人は増えましたよね。

やっぱり変わりました?

随分よくなりましたよ。でも残ってる所は残ってるよね。「メールでいいじゃんこんなの」っていうものもたくさん。ただ、謝罪する時とかはね。やっぱりちゃんと会って謝らなきゃいけないかなって思います。

たしかに。謝罪とかはそうかも。でも、打ち合わせとかで呼び出されて、化粧して行ってみたら「え、それくらいの事メールで良くない?」みたいな事は結構ありますね

あるある!僕も「是非一度打合せを……」とか言われてノコノコ出かけて、「じゃあこういう企画どうですか」「いいですね!ぜひやりましょう!」とか散々盛り上がったあとに、「予算はいくらですか?」って聞いたら「5,000円でお願いします」みたいな。「その金額でそんな企画出来るかよ!」っていう。それならそうと最初からメールで言って欲しい。

会う必要ない時はメールでいい。僕は打ち合わせとか全部メールだよ。

あ、確かに今回の企画も事前のやりとりは全部メールでしたね。

テレビ番組も打ち合わせが多いんです。5,6人がゾロゾロ来る。遅刻して来る人も居るし先に帰っちゃう人も居るし、打ち合わせ中別の事してる人も居るし、発言しない人も居るし。もう馬鹿らしくて。

「まずお会いしてご説明を……」みたいな事も良く言われるんですけど、別にきっちりした企画書じゃなくていいから、ざっくりした3行くらいの概要と金額くらいはメールで伝えて欲しいんですよね。その上で会って話し合いながら詰める、とかならわかるんですけど。

さっきからヨッピーさんはお金にやたらと敏感ですね。

ちょっと!大事な事でしょうよ!予算によって出来る事と出来ない事があるんだから!


僕の知人のアメリカ人のプロデューサーは、相談の段階で「まず5,000ドル頂きます」って宣言してるんですよ。企画が実現してもしなくても、その前準備の段階でちゃんと報酬は貰いますよ、っていう。

5,000ドルっていくらですか?5万円くらい?

ざっくり50万円ですよ50万円!

えーっ!すごー!

もちろんその人はすごく優秀で、大きな仕事を手掛けてる人だから。でもそうやって最初にハードルを作っておかないと、相手の本気具合がわからないし、変な話がいっぱい来るんだって。

なるほどなぁ〜!

僕もね、なんかコンサルの依頼とか来てね。「まずはお話を……」みたいな事でノコノコ出かけて行くと、その場で全部しゃべっちゃうんだよね。「こうしたほうがいいよ」「こうすると儲かるよ」「こういう人に依頼するといいよ」とかね。その一回で全部しゃべっちゃうからあとで「あ!お金貰ってないのに全部言っちゃった!」って。

あー!それすごいわかる!僕もそれよくやっちゃうんですよ!なんか会って話してる内に段々調子に乗ってきて「これは良くないからこう変えるべきですよ」「その会社いけてないからこっちの会社に頼んだ方がいいですよ」「じゃあこの人紹介しますね」とか言っちゃって!「今日はありがとうございました……!」とか言われてる内に「あ、そういえば僕全然お金貰ってないのに……」って気づくっていう。

本当はそんなのちゃんとお金貰わなきゃいけないよね。だから会うなら会うで、ちゃんと会う前にちゃんと設定しておかなきゃいけない。「とりあえず食事でも……」とかはもってのほかですよ。だからこそ逆に、相手からしたら「とりあえず会っちゃえば情報貰えるかも」っていう意識が働くのかもしれないね。

あおちゃんも気を付けてね。おじさんが「仕事の話したいから食事でも」とか言ってくるの、だいたいウソだからね。

えー!ウソなんですか!?

うん。行ってみたら変なバーに呼び出されてやたらと口説かれたりとか。若い女性のクリエイターなんかはそれで苦労する人多いから……。

わかりました!じゃあ「タダ飯食うぞ!」くらいのノリで行きます!

結局行くのかよ。


続いてはこれです。

出た、議事録。

議事録ってなんですか?

会議で話した内容をまとめたやつなんだけど、だいたい若手がこれを書かされてファイルして保存しておくっていう。

それで後から見るんですか?

誰も見ないよ。

そう。見ない見ない。


えっ、見ないのにファイルするんですか?

せめてメールとかデータで残しておくなら場所も取らないし後から検索して探しやすいんだけど。あの仕組みは本当に謎だな〜。大企業とかだと書類も多いしすごい場所取るよ。

その場所をレンタルスペースで貸し出した方が儲かりそうですけどね。なんのためにあるんだろう。

紙のバインダーが売れて文房具メーカーが儲かるからじゃない?

ハッハッハ!確かに!

国会ですら電子化しましたからね。もう流石にこれは古いよね。

学校でもiPad使ってる所とかありますもんね。

そうそう。アメリカもiPadを使う学校が増えてる。教科書は全部それに入れて。日本はこれからかな。

とは言え、流石にこういう紙で議事録書いて保存っていう文化は日本企業でもだいぶ減ってるんじゃないですかね。

実はこれ、私の新入社員時代の話なんです。議事録たくさん書きました。

えーっ!そうなの!? 長橋さん元々どこの会社に居たんでしたっけ?

〇〇〇(超大手通信企業)です。

出た!今話題の!今まで出た話題、全部〇〇〇の話でしょ!

いや本当にその通りです。

いやー、これは完全に悪だと思うなぁ。「会って話すべき」とかは理解出来る部分があるけど、紙の議事録を残すっていうのはメリットが何にもない……。明日からでもやめてくれって感じですね。
電車で移動中、商談中など、ビジネスパーソンは忙しい!常に電話が受けられる場所にいるとは限りませんよね?
チャットを使えば、スマホやPCからいつでも、どこでも手軽にメッセージで連絡ができます。自分が送ったメッセージを誰が見たのかも確認できるため、わざわざ電話をする必要もなくなります。
さらにすべての関係者が含まれるグループチャットやノートで、情報を共有することも。「LINE WORKS」は検索機能もついているので、あとから振り返る際にもとっても便利。会話の内容が残らない電話よりも確実で、メールよりも手軽。紙で記録するよりずっと効率的なんです。

チャットを使えば、スマホやPCからいつでも、どこでも手軽にメッセージで連絡ができます。自分が送ったメッセージを誰が見たのかも確認できるため、わざわざ電話をする必要もなくなります。
さらにすべての関係者が含まれるグループチャットやノートで、情報を共有することも。「LINE WORKS」は検索機能もついているので、あとから振り返る際にもとっても便利。会話の内容が残らない電話よりも確実で、メールよりも手軽。紙で記録するよりずっと効率的なんです。

古き悪しき習慣に3人はヒートアップ!
中には、次世代に残したい“昭和的”なことも……
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更に昭和の会社あるあるについて、深く突っ込んでみてみよう。


あー、これな。

えーっ!じゃあ会議に出る意味なくないですか!?

その通り。その通りなんですけどね……。でも本当に会議で一切発言しなくて「なんのために居るの?」っていう人は居ますよ。僕、さっき名前が出た、長橋さんが元々居た会社の会議に行った時、最初から最後まで一切発言しなかった若手の人何人かいましたもん。アメリカではどうなんですか?

アメリカ人はやっぱり自己主張が強いからみんなけっこう発言する。黙ってても年功序列で給料が上がる国じゃないしね。

あと、これはMicrosoftの人に聞いた話なんですけど、会議で一切発言をしない人が居たら、次の会議には出なくていいんですって。

出禁ってことですか?

いや、それは「お前はもう来なくていい!」的な、ネガティブな意味じゃなくて、むしろ「君の能力が発揮できない会議に呼んで、時間を奪ってしまって申し訳なかった」みたいなテンションなんだって。でも本当はそうあるべきですよね。

そういえば楽天が英語を公用語にしたら、会議が短くなったんだって。みんな余計な事を言わなくなるから。会議をどう効率化するかはもっと考えるべきだよね。会議にいらない時間、会議にいらない人がまだまだ多い。


むしろ、そういう会議で若い人が発言しないから、若い人達の感覚にならなくていつまで経っても古いまんまじゃないんですか?

そういう側面はあるだろうなぁ。若い人が権限持ってないからっていう。

日本で出世する人って、パターンがある。仕事出来る人じゃなくて、仕切りが上手い人。接待が上手いとかね。それに楽しい人や面白い人。あとは怒る人。人前で大声出して怒ったり、蹴ったりとか。ああやって、怒ってるのを見ると偉い人が「ああ、あいつはちゃんと厳しくやってる」って出世させちゃう。本当は良くないんだけどね。やたらと足音がデカくて存在感をアピールする人とか。存在感アピールはアメリカにもあるけどね。

接待はまだあるんですかね?

だいぶ減ったけど、テレビ局なんかはまだまだある。普段なんの仕事してるのかはわからないけど、接待には来てやたらと盛り上げるのが上手い人っている。

そういうのって一概には否定できないですよね。場を盛り上げる力が仕事に必要な時ってありますし。

そうだね。営業なんかだと良いかもしれない。それでお客さんをちゃんと捕まえておけるなら悪くないよね。だから職種による。

エンジニアが「接待が上手いから」みたいな理由で出世したら部下の人達はやりづらいだろうな〜。ただまあ、こういう風潮がどんどん減ってるのは間違いないと思いますけどね。今まで出たやつも全部減ってるのは間違いないと思う。「まだ残ってるなら良くないよね」っていう。

そうですね。東京は外資系の会社も多いし職場を選べる環境にあるから。非効率な仕組みの会社は淘汰されていくと思う。ただ地方だとそうでもないよね。

あー、そうそう。地方だとけっこう古いと言うか、僕も地方で飲み会やった時に若い女性がビール注いでまわってたりしてビックリする。東京だとあんまりそういうの見かけないのに。


なにこれ?

どういう意味?

これちょっとわかりづらいので例を描きますね。

判子を押す時に、こうやってすこし左に傾けて押すと、左に居る人にお辞儀してるように見えるんですよね。流石に僕が元居た会社でもこんな風習はなかったけど。

でも、実際こういう会社はありまして、電子印でも少し傾ける機能が実装されてたりするんですよ。日本企業向けにそういうシステムになってるそうです。

全然知らなかった。

まあ知らなくていい話ではある。ただまあ、これをやってる会社は流石にほとんどないと思うなぁ。最近も「意味わからんマナーを勝手に作るな」みたいな話が盛り上がってるんだけど、これも最初誰かがはじめて、それがマナーになって段々ルール化した、みたいな話なのかなっていう。

こういうの無視するとどうなるんですか?


うーん、先輩とかから「これ間違ってるよ」って怒られるんじゃない?「左に傾けなきゃだめだよ」とか。

へー、謎ですね……。そもそもこの判子を押すのってなんなんですか?

あ、それは次の設問に繋がると思う。


これこれ。稟議書って言って、「こういう会社と取引をスタートしてもいいですか?」とかお伺いを立てるんですよ。アパレルだったら「このアイテムが流行ってるんで100万円分仕入れていいですか?」とか。それに対して課長、部長、取締役、みたいに順番に判子を押していって最終的に承認されるっていう。それで承認された紙を経理に持っていって「ほら、この取引はちゃんと承認されてるからお願いしますね」って代金を振り込んでもらうっていう。

それに2週間もかかったら売れる時期過ぎません?

そうなんだけどね。でも2週間って大企業だと割と普通ですよね?

そうですね。社長決裁とかになるとそれくらいかかりますね。

アパレルで2週間は致命的だよね。

もちろんそういう、時期にめっちゃ左右されるようなものを扱ってる部署はもっとうまい仕組みでやってるんだろうけど。

でもなんでそれで2週間でかかるんですか?

まあ、紙に判子ついて、順番にまわしていくからっていうのはあると思う。

出張でいない人がいたりして時間がかかるケースもありますね。

データでやれば良いじゃないですか。メールとかLINEとか。

データで稟議書がまわせる仕組みを導入している所もあるよ。僕が居た会社も辞めるちょっと前くらいに導入されたもん。ただ、まだ紙で稟議書まわしてる会社もあるんじゃないかな〜。

あおちゃんだったら、社長の所に行って「社長〜♪お願いしまぁす♪」って言えば一発だよ。

すぐそういう事を言う!


でも、そんなに判子要ります?間の人いらなくないですか?最後に判子押す人が最終的に決めるんだったら間の人いらないような……。

まあそれはわかる。間にたくさん人が入るせいで逆に責任が曖昧になる気がするんだよなぁ。でも、監査法人とかに「こういう仕組みでやらないとコンプライアンス的に良くないぞ」みたいな言われて、決裁が遅くなるけど渋々やってる、とかもあるかも。

文書の保存とかもそうですよね。文書の管理規定とかがあって。

なんでそんなのがあるんですか?

不正の防止とか。何かあった時に書類が残ってないと後から調べたり出来ないじゃないですか。

転勤だってそうだよね。同じ職場にずっといると不正が起こるからって定期的に異動させたり。あんなの本当に無駄だよね。○○○(某テレビ局)なんて転勤がすごく多いから、一緒に仕事した人が2年後にはいなくなってるもん。その割にマスコミはすぐ癒着するよねぇ。

それ言って良いの?(笑) ちなみにアメリカって転勤無いんですか?

ほんとんどないよ。転勤するのは軍隊とか経営幹部くらい。アメリカって仕事単位で雇用されるから、日本みたいに人事から経理に行って次は営業部に行く、みたいな事がない。日本みたいに一方的に転勤の辞令が出て断ったら左遷みたいな事もない。

その方が合理的な気がしますね。

日本の新卒採用ってすごく特殊で、スペシャリストとして採用されない。総合職とか言って。ITはエンジニア採用があるかもしれないけど、結局、大学の教育が良くないんだよね。日本の学生は大学で何にも勉強しないから大学を卒業した時点で何の専門家にもなれない。入学して学祭行って合コン行って卒業して終わりでしょ?日本の新卒は4年歳を取った高校生が入社してくる感じ。

アメリカの新卒採用ってどんな感じなんですか?

大学名や学部、何を専攻してきたか、とかがすごく見られる。それにインターンがすごく盛んでみんなやるよ。実際に企業に行って一緒に働くんだよね。それで会社名で選ぶんじゃなくて、ポジションで選ぶ。マーケティングやりたい人は色いろな会社のマーケティングの部署を受ける。そんな感じでマーケティングとして採用されるから、マーケティング以外の仕事をやらされない。「来月から人事部」とかがない。こういう仕組みの方が合理的だと思うんだけどね。あおちゃんはインターンやった?

インターンはやってませんけどバイトはしてましたよ。クスリ屋で。

あおちゃんはすぐ職質されるし、「クスリ屋」って言うと変なもの売ってると誤解されるから「薬局」って言った方がいいね。

笑う。


うわーー、これはダメだなーーー。

えっ、そんな偉い人の近くに若い人を座らせたら失敗しそうじゃないですか?

あ、違う違う。要するにこれ、お酌をさせられるってことね。

キャバクラ的なノリってこと!?

そうそう!

えー!なにそれー!自分で注いで飲めよって感じですね!つーかそれならキャバクラ行けよ!

まあどうせそのあと行くんだろうけどね。

これはもう昭和どうのこうのを置いておいてダメなやつですね。

昭和どころか江戸時代の話ですよ。

えー、こんなの本当にあるんですか?

ありましたよ。暗黙のルールで、偉い人の隣はその年に入った新入社員の女性が座る、みたいな。

流石にもう、ご時世もあってこういうのはあんまりないと思うんですけど、地方で古くからやってる会社なんかはまだあるかもしれない。

もうだいぶ無くなってるだろうけどね。飲み会も少なくなってるし。

そうですね。飲み会も割と嫌われてますよね。僕はお酒の席が好きだから無いなら無いで寂しいけど。

まあなんでもかんでも無くすっていうのも変だから。飲み会は日本の文化って言ってもいいくらいだし他人に強制しないぶんには楽しくやればいいと思う。お酌するのだって会話のきっかけにはなるわけだし、全部が全部だめっていうのは変だよね。

そうですね。自発的にやるのであれば問題ないですよね。とは言え、このケースみたいに偉い人の隣を固定席にしてお酌させるっていうのは完全にアウトですね。「改善したほうがいい」とかじゃなくて「即刻やめろ」っていうレベルのやつ。

先輩が全部奢ってくれるならお酌してもいいかなー。

確かに、お会計どれくらい持ってくれんのか、っていうのも関わってくるな。

話は尽きない。
そこで、座談会で出た「昭和の会社あるある」を20個まとめてみた。自分の会社がいくつ当てはまるか、ぜひ一度確認して欲しい。
◆「昭和の会社あるある」チェックリスト◆
・FAX文化が根強く残っている
・電話がしょっちゅう鳴る
・会社のパソコンが古い、機能が低い
・パソコンを使えない上司のために紙に印刷して持っていく
・「ITを使うと人の心が貧しくなる」と信じる上司がいる
・連絡手段が電話、FAX、メールのみ
・遅刻の連絡は必ず電話で
・打ち合わせ、会議、報告会など、とにかく会おうとする
・議事録をファイルして書庫に保存
・会議に発言しない人が出席している
・会議が必要以上に長い
・会議が必要以上に多い
・判子至上主義
・稟議書の決裁が長い
・企画書、稟議書、計画書など社内向けの書類が多い
・飲み会でお酌をさせられる
・社員の残業アピールがすごい
・まだ朝礼がある
・転勤、異動が多い
・社内にしか通用しないルール、風習がある
・FAX文化が根強く残っている
・電話がしょっちゅう鳴る
・会社のパソコンが古い、機能が低い
・パソコンを使えない上司のために紙に印刷して持っていく
・「ITを使うと人の心が貧しくなる」と信じる上司がいる
・連絡手段が電話、FAX、メールのみ
・遅刻の連絡は必ず電話で
・打ち合わせ、会議、報告会など、とにかく会おうとする
・議事録をファイルして書庫に保存
・会議に発言しない人が出席している
・会議が必要以上に長い
・会議が必要以上に多い
・判子至上主義
・稟議書の決裁が長い
・企画書、稟議書、計画書など社内向けの書類が多い
・飲み会でお酌をさせられる
・社員の残業アピールがすごい
・まだ朝礼がある
・転勤、異動が多い
・社内にしか通用しないルール、風習がある
このうち“YES”が5個以上なら危険信号、10個以上なら「立派な昭和の会社」と言っても良いだろう。平成の時代はなんとかなったとしても、新しい時代にはついていけない。やはりビジネスを効率化する必要があるのだ。
LINEと同じ使いやすさで、誰もが使えるビジネスチャット「LINE WORKS」。だから“昭和的”なあの人も、簡単に使いこなすことができる。無料ではじめられる「LINE WORKS」でイマドキな働き方を目指してみてはいかがだろうか?
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