台中コミックアートフェスティバルの会場を視察する林依瑩副市長(左から2人目)

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(台中 14日 中央社)中部・台中市内で13日、台中コミックアートフェスティバル(台中国際動漫博覧会)が開幕した。林依瑩副市長によると、欧州の漫画にスポットを当てた昨年とは異なり、今年は台湾の妖怪がテーマ。ゲームや音楽などの要素も取り入れられ、宝探し気分で楽しむことができるとアピールし、昔話に登場する妖怪たちを介して台湾文化に親しんでもらいたいと来場を呼び掛けた。

イベントではイラストやフィギュアなどの展示のほか、台湾、日本、香港のクリエーターやアニメ・漫画業界関係者が妖怪について語る講座も開かれる。開催は29日まで。

林副市長によると、同市は国際的なアニメ・漫画の拠点となるべく、関連事業に力を注いでいる。日本統治時代の1932年に建てられた台中第四市場の跡地を漫画家やイラストレーターのワークショップとして再利用する改修工事が10月にも着工し、来年竣工する予定。また、市内に建設される国家漫画博物館が2020年に完成する見通しだという。林副市長は、今後より多くの人材を誘致したいと意欲を示した。

(カク雪卿/編集:塚越西穂)