日本でも空前の社会現象となり、その後の海外ドラマブームの先駆けとなった「ツイン・ピークス」が、25年の時を経て「ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ」として7月4日(金)にBlu-ray&DVDにてリリースとなった。(放送時タイトル:「ツイン・ピークス The Return」)

映画界の鬼才デヴィッド・リンチが製作総指揮を手掛け、海外ドラマの常識を打ち破った「ツイン・ピークス」。最終回でローラ・パーマーがクーパー捜査官に「25年後に会いましょう」と告げた、まさにその“25年後”の世界を描くのが本作だ。カンヌ国際映画祭での特別上映を皮切りに世界中を熱狂させ、米「ローリング・ストーン」誌などの名立たるメディアが、2017年No.1TVシリーズに選定するなど「ツイン・ピークス」現象は25年経った今、再び盛り上がる。

25年前にクーパー捜査官役で主演し、今回の新シリーズでは再びクーパーを演じるほか、1人3役を務めたカイル・マクラクランのインタビューが届いた。本作で「ツイン・ピークス」シリーズに初参加となるのが名女優ナオミ・ワッツ。カイル・マクラクランが演じるキャラクターの1人、タギー・ジョーンズの妻役を演じている。

カイル・マクラクランは「彼女は本当に楽しい人で、一緒に仕事することを心から楽しみました。面白かったのは、彼女がずーっとしゃべり続けている一方で、ダギーはほとんど黙っていて台詞がないシーンがあって。『僕のきっかけの台詞はなんだっけ?』と言ったら、『あなたは一言しか言わないでしょ!』と突っ込まれたりしてね(笑)。そんな感じで、彼女との共演はすごく楽しいものでした」と息ぴったりの撮影だったことを伺わせた。

さらに「(デヴィッド・リンチは)すごく重要な存在です。最初の2本の映画『デューン/砂の惑星』と『ブルーベルベット』に出演した時、僕はそれまでは舞台ばかりやっていて、リンチに起用されなければ、今こうやって映像の仕事をしていることはなかった、このようなキャリアは築けなかったかもしれない。やはり彼の作品に出ると、彼の世界観、彼が持つ膨大な知識に触れることができる。僕自身にとっては、そういう意味でリンチが指標になるようなところがあるんですね。だから昔も今も、すごく彼のことを頼っているということは言えると思います。事実頼れる存在です。(ツイン・ピークスは)今までで一番重要な作品だし、自分が関わった作品の中でも、最も人々に愛されている作品だと思います。『ツイン・ピークス』という作品自体が、まるで生命力を持っている生き物みたいなもの。成長、進化を続けるこの作品自体が僕の目標であり、自分自身の資本でもあります」と熱く語った。

最後に、新シリーズが製作されたことについては「オリジナルは非常に複雑な形で終わっていたので、このような形で戻ってくることができて、しかもリンチの望むスタイルで戻って来ることができたことが素晴らしいと思う。リンチにとっても満足感があると思うし、それが何よりも重要なことだと思います」と嬉しさをにじませた。

『ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』7月4日(水)リリース/DVDレンタル同時スタート

Blu-ray:『<数量限定生産>ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ Blu-ray BOX』/19,800円(税抜)

DVD:『ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ DVD-BOX』/12,800円(税抜)

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発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

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