宮城県は、県内にある温泉をPRする「宮城 湯渡り上手な冬の旅」キャンペーンを開始することを2017年11月30日発表した。同時に、石原プロモーションの全面協力のもと、刑事ドラマ「西部警察」をイメージした動画「みやぎ湯渡り軍団」もYouTube上などで公開された。

同日に都内で行われた会見には、「ボス」役のものまね芸人・ゆうたろうさんを始めとするキャストが登場し、俳優の舘ひろしさんもかけつけ、石原プロともかかわりの深い宮城県への応援のメッセージを発した。


左からゆうたろうさん、村井嘉浩知事、舘ひろしさん

映像美や演出にもこだわり 若年層へのPRも狙う

公開された動画は、4人の刑事たちが宮城県内で聞き込みを行い、鳴子、遠刈田(とうがった)、秋保(あきう)、松島などの名湯・秘湯を巡る内容で、宮城県の村井嘉浩知事も、渡哲也さんを連想させる「湯渡軍団」の団長に扮して出演している。

BGM、ロゴ、刑事の服装などの随所に西部警察を思わせる演出が散りばめられており、往年のファンならにやりとするシーンが多そうだ。

村井知事は今回のキャンペーンについて、

「冬の重要な観光資源である名湯を渡るように楽しんでいただくことをコンセプトに、『宮城 湯渡り上手な 冬の旅』をテーマとしました。西部警察に魅了された層はもちろん、話題に敏感な若い層への浸透も期待し、映像美や演出にもこだわって作りました。ぜひ、県内の温泉を『湯渡り』して頂き、宮城の冬を存分に楽しんでいただきたいと思います」

と語った


渡哲也さんに扮した村井知事(左奥は、マツシマ刑事役の内田章文さん)

舘さんは、撮影で宮城県を訪れた際に秋保温泉に入ったことや、震災時に石原プロモーションで宮城を訪れて様々な支援を行ったことなどに触れ、自分もPR動画に出たかったと語った。


舘ひろしさんは16年にも撮影で宮城県を訪れたという

「宮城 湯渡り上手な 冬の旅」キャンペーンでは、PR動画公開の他、10万円の旅行券プレゼントを始めとする特設Webサイト上でのプレゼント企画を始め、県産品が当たるスタンプラリーなど様々な企画を予定している。