茨城県つくば市にある「イオンつくば駅前店」が2018年2月までに閉店すると、17年11月28日から29日にかけて、日経や朝日、茨城新聞など(いずれも電子版)が報じた。今年2月の西武筑波店に続く、大型商業施設撤退のニュースは、つくば市民にショックを与えている。

「つくば駅前がスカスカになる見込み...」


「イオンつくば駅前店」が入居するつくばクレオスクエア(Miyuki Meinakaさん撮影、Wikimedia Commonsより)

「イオンつくば駅前店」の開業は1985年。当時は「ジャスコつくば店」という名称だった。駅前のクレオスクエアの1、2階に入居し、1階は食品スーパー、2階は衣料品や日用品などを販売する。つくばエクスプレス(TX)の終点、つくば駅が2005年に開業してからは、同居する西武筑波店とともに、駅前商業施設としての顔も持った。

ツイッターには、さまざまな声が寄せられている。

「つくば駅前がスカスカになる見込み...」「こないだの西武撤退だけでもダメージでかいのに」「つくば駅前は西武なくなってイオンもなくなってほんとどーなるんだか」「つくば駅前にスーパーないと不便な人多いんじゃないかな」「イオンまで撤退して空っぽになっちゃうのかあの建物」など、落胆する人が多い。

「つくばには......と巨大モールが乱立」「土浦のイオンモールと自社競合の影響もあるんじゃないかな?」「駅直結じゃないのも使いづらいのよね」と背景を分析する人も多い。

近郊に巨大モールが進出し、その中には土浦のイオンモールもあり、駅直結ではないという立地なども、厳しい商環境となっているようだ。

一方、地元の人たちからは、こんな冷静な意見も......。

「イオンが撤退しても影響は薄いって気がするわ・・・」「駐車場があるかないか、作りが今時かどうかですかね」「TXに乗ればわかる、研究学園駅で降りる人が多い」といった醒めたコメントもあった。