平野美宇、早田ひな【写真:Getty Images】

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ドイツオープン決勝、世界卓球ベスト8の台湾ペアに3-0でストレート勝ち

 卓球のドイツオープン(マクデブルグ)は12日に男女シングルス・ダブルスの決勝が行われ、女子ダブルスは平野美宇(エリートアカデミー)、早田ひな(希望が丘高)が世界卓球ベスト8の台湾ペアをストレートで破り、ペア初のワールドツアー優勝。国際卓球連盟(ITTF)も「前途有望なパートナー関係」と若き2人を称えた。

 17歳コンビの“みうひな”が、ドイツの地で躍動した。

 初めてペアを組んだ中で勝ち取った決勝の舞台。今年の世界卓球でベスト8に入った陳思羽、鄭怡静の台湾ペアに対して第1ゲームを11-7で先取すると、続く第2ゲームは逆転で11-8とモノにし、第3ゲームも相手に粘られながら11-9で制した。ゲームカウント3-0のストレートで完勝を飾り、ペア初のワールドツアー優勝を決めた。

 新たな優勝者の誕生を、国際卓球連盟(ITTF)も「前途有望なパートナー関係。ミウ・ヒラノとヒナ・ハヤタはマクデブルグでのタイトル獲得を楽しんだ」と報じた。記事によれば、早田は「決勝で3-0で勝つことができて、とても幸せです。ダブルスとして組むのは初めてのことだったので、初回でチャンピオンになれるとは思ってもいませんでした。今日、私はバナナフリックが上手くいっていて、美宇のフォアハンドもとても良かったんです」と話し、得意のショットが好調だったことを勝因に挙げたという。

平野はインスタで喜び「ひなちゃんと初めて組んで、優勝することができて嬉しい」

 試合後には、パートナーの平野も自身のインスタグラムを更新。早田と2人で左手に優勝トロフィー、右手でそれを指差すお揃いのポーズで収まった2ショットを公開し、「ドイツオープンダブルス優勝することができました。ひなちゃんと初めて組んで、優勝することができて嬉しいです。次はスウェーデンオープン」と、「#みうひな」のハッシュタグとともにつづって優勝を喜んだ。返信欄は、ファンから「おめでとう!」とコメントが寄せられ、祝福の嵐となっている。

 ともに2000年生まれの17歳。“東京五輪世代”のホープの一角として、今後ペア、個人でもさらなる飛躍が期待される。