目指せ810点!宮城県登米市のレトロ風ゲーム「登米無双」の難易度が高すぎる件
宮城県登米市が2017年11月7日、PR動画「登米無双2」を発表した。16年11月に発表された「登米無双」の続編となる動画で、どちらもツッコミどころが多い作品となっている。
......のだが、今回は合わせて公開された「TOME MUSOU GAME」の方をメインで取り上げたい。このゲーム、シンプルに見えて異様に難易度が高いのだ。
攻撃判定厳しすぎない?
以下、画像はプレスリリースから
「登米無双」の主人公は「トメ」さん。郷土料理「はっと」作りの名人で、秘技「登米無双」の最後の使い手という設定だ。動画では「登米無双」を自在に操り、登米市を襲う謎の集団を撃退している。演じるのは殺陣師・日本舞踏家など様々な顔を持つ女優の金子早苗さんで、30年に渡って磨かれた殺陣(たて)の腕前は、動画の中でもいかんなく発揮されている。
小麦粉を練って作る郷土料理「はっと」。美味しさのあまりにコメ作りをおろそかにされる、と領主が案じて「御法度」にしたことから「はっと」という名前になった。
この世界観をレトロゲーム風にアレンジした「TOME MUSOU GAME」。トメさんのアクションはシンプルに1つで、現れる敵に対して攻撃を行う操作だけだ。横スクロールタイプのゲームのため、ゴールとなる810(はっと)点をめざし、ひたすらにタイミングよく攻撃していくことが重要になる。
その操作のシンプルさ、懐かしさを覚えるチープなゲーム画面からは非常に簡単な印象を受けるが、実際にプレイしてみるとかなり難しい。
まず攻撃範囲の判定が異様に厳しい。一見すると、敵に棒の先端を当てればいいように思えるが、実際はそれよりもかなり狭い範囲でしか攻撃できない。
それに加え、スペースキーが押された(スマホの場合はタップ)瞬間しか攻撃判定が生まれないのか、タイミングが極めてシビアだ。敵とトメがほぼ密着した状態で攻撃するのを意識するのがコツだが、敵が連続して現れる後半になると、それも乱れがちになる。
Jタウンネット記者は10回近いリトライの末、後半の難所も乗り切ったのだが、表示された点数は「800点」。ゲームのシステム上、出てきた敵は全て倒しているはずだが、ゴールには10点及ばず。見かねたK編集長も10数回挑戦したが、800点以上は取れなかった......。
無事クリアしたはずがゴールならず
よくプレスリリースを読むと、10点しかくれない黒服以外にも、動画に搭乗する「白ボス」、「赤ボス」のレア敵2種もあるようだが、筆者のプレイ中は出現しなかった。出現確率のヒントとして「はっと」という言葉が挙げられているが、どのような条件下で戦えるようになるかは謎だ。