鳥を避けしゃがみ込む浅村(C)PLM

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係員は笛を鳴らし、花火や照明消灯などの対策を取るも…

 30日にKoboパーク宮城で行われた楽天-西武戦で、雨天中断中に現れた鳥の群れがグラウンドを旋回し、試合再開が遅れるという珍事があった。

 楽天が初回に3点を先制も、西武は5、6回に計7得点で逆転。しかし、8-4と西武4点リードで8回表が終わったところで雨が強くなり、試合は中断した。

 その後、雨脚が弱まり、試合再開への準備が進められた。西武の選手がグラウンドでノックを開始したが、中断中にグラウンドに現れた鳥の群れが低い位置を旋回。二塁・浅村、遊撃・源田、中堅・秋山のすぐ近くを飛び、選手が思わず避けたり、かがみ込んだりする事態となった。

 鳥の群れはなかなかグラウンドを離れず、マウンド上のシュリッターも投球練習を中断。係員が追いかけ、笛を鳴らし、バックスクリーンで花火を打ち上げるなど対策を取るも、効果はなし。西武の選手はいったんベンチに戻った。

 その後、外野の照明を消したものの、鳥は去らず。内野の照明も消し、場内が暗闇に包まれると、どよめきも起こった。しかし、これで鳥はようやく上空へと飛び去り、最後はドローンも飛ばされると、場内のファン携帯電話で光を灯し、幻想的な雰囲気に。その後、徐々に照明に光が入り、ようやく試合再開への準備が始められた。(Full-Count編集部)