セレナはマッケンローの「男子ツアーでプレーしたら700位くらい」の意見に興味なし

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 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、彼女が男子ツアーでプレーしたらどうなるかというジョン・マッケンロー(アメリカ)の意見に興味を持ってはいない。セレナは、マッケンローが自分の回想録の宣伝のため行ったラジオインタビューでのコメントに、ツイッターを通して返答した。

 セレナはマッケンローに、「あなたのことを敬愛し、尊敬している」と言った上で、「お願いですから、現実的な基盤を持たないあなたの発言に、私を巻き込まないでください」と頼んだ。

 元名選手で現在TV解説者のマッケンローは、セレナは疑いなく史上最高の女子プレーヤーだと言ったが、性別を問わずテニス界で最高かと聞かれた際に、そうは思っていないことをはっきりさせた。彼は、セレナは男子選手を倒すこともできるだろうが、「もし彼女が男子ツアーでプレーすることになったら、話は違う。彼女が男子ツアーでプレーしたら、世界ランキング700位くらいだろう」と言ったのだ。

 セレナはツイッターの中で「私はそのあたりのランキングの選手とプレーしたことはないし、そんなことをしている時間もない」とも書いた。

「私が子供を持とうとしている今、私と、私のプライバシーに敬意を払ってください。ではよい日を」

 セレナは妊娠したために、現在選手活動を休止している。彼女は2018年からツアーに戻ることを予定している。

 彼女は、1968年に始まったオープン化以降の時代の最多記録である、23度のグランドスラム・シングルス・タイトルを獲得している。一方のマッケンローは、7度グランドスラム大会で優勝している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は全仏オープンで姉ビーナスの試合を観戦するセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)。(写真◎Getty Images)
Photo: 2017 French Open Tennis Tournament - Day Six. Serena Williams watching her sister Venus Williams of the United States in action against Elise Mertens of Belgium during the Women's Singles round three match on Philippe-Chatrier Court at the 2017 French Open Tennis Tournament at Roland Garros on June 2nd, 2017 in Paris, France. (Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)