優勝争いにまだ届く位置にいるコ・ジンヨン 最終日の逆転はなるか(撮影:米山聡明)

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<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇6日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,670ヤード・パー72)>
「誕生日が7月7日なので、私は常に幸運だと感じています――」昨季の韓国女子ツアーで年間3勝して賞金ンランキング2位、KLPGA大賞を獲得したコ・ジンヨン。KLPGA公式ページの彼女の自己PR欄にはそう書かれていた。
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そのコ・ジンヨンに幸運と感じる理由について聞くと、こんな答えが返ってきた。
「7は韓国でとても縁起のいい数字。こうしてゴルフができることがすごく幸せで幸運なことです」
韓国ツアーの賞金女王筆頭候補でもあるコ・ジンヨンは、日本で試合ができることを心底楽しんでいるようだった。今大会が日本ツアー初参戦だが、堂々と予選を通過。3日目は1バーディ・2ボギーと1つスコアを落としたが、トータル3アンダーの4位タイで最終日を迎える。
「今日は本当に緊張してしまって、スコアを伸ばせなかったです」と悔やんだが、「天気もいいし、日本は食べ物もおいしいので、いい思い出ができています。明日はとにかく、優勝を意識するよりもベストを尽くしたい」と笑顔を見せる。
コが続ける。「今季は何かのタイトルを獲得したいという目標を掲げていません。1打1打大切にしてゴルフを楽しみたい気持ちが強いです。私が日本の試合に出場しようと思ったのは、環境がどんなものなのか、とても気になっていたからです」
かねてから米ツアー志向だったが、年を重ねるにつれて、少しずつ考え方も変わってきた。距離も近い日本で、技術を磨くのもいいのではと考えるようになったという。ただ、日本で成功できるという保証はない。それでも2013年のプロ転向から3年で韓国ツアー7勝を手にした実力からして、日本でもある程度できる手応えも感じているに違いない。
もちろん、日本でのプレーも考えている。「もし明日、優勝することができれば、日本ツアーに参戦する考えはあります。まだ最終日が残っているので、とにかく最後まで楽しみたいです」
トップのキム・ハヌルとは3打差。最後に逆転の“幸運”は訪れるか。

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