歴代「龍が如く」高額金獲得サブストーリーTOP10

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暴力団の抗争に巻き込まれた主人公が、己の背負ってきたものを守るために悪と戦うアドベンチャー・ゲーム『龍が如く』。シリーズ15本目の作品(リメイク・スピンオフを含む)となる『龍が如く6 命の詩』が本日12月8日に発売される。


物語を進めていく過程では、サブストーリーも展開する。美人局の誘惑、合コン参加のお願い、芸能人の護衛。一般人、有名人、チンピラなど、初対面の人間に無理難題を吹っかけられる。これらの小さな事件を解決するとお金がもらえることがある。
同伴したい、アフターしたい、シャンパン・ゴールド入れたい。大金を手に入れるとキャバクラに行きたくなってしまう。
今回は歴代龍が如く・高額獲得サブストーリーTOP10を発表し、(よし、これでキャバクラに行けるぞ……!!)という喜びをもう一度思い出していく。

以下のルールで集計する


対象シリーズは『0』、『極』、『2』、『3』、『4』、『5』の6つで査定。
終エンド(バッドエンド)ではなく完エンドのみ。
お金以外にもらったものの売却価格も上乗せ。

ランキングは以下の通りになった。



第8位 メールでお仕事(龍が如く2)20万円


神室町を歩いているとごつい男に声を掛けられてイベント発生。
「話しにくいことなので、メールアドレスを教えてくれ。」
桐生さんを『あの筋』の人間と見込んで、運び屋の仕事を手伝ってほしいとメールで依頼を受ける。
公園のベンチの裏側に張り付けてあるカギを手に入れ、ロッカーの物(中身は見てはいけない)を指定された相手に渡してお仕事完了。報酬をケチった男は、刺客を差し向けて桐生さんを始末しようとしてくる。最後は男を探し出してバトルに勝利すると報酬の20万円が手に入る。

ちなみに男からはこんなメールが送られてくる。
差出人:たっくん
件名:お仕事のお願い★
先ほどはどぉも、
でしたぁ!(^-^*)
さっそくお仕事の
依頼です(^o^)/
(以下略)

龍が如く2が発売された頃は、ケータイメールが主な連絡手段だった。女の子としょっちゅうメールをしていた人は、こんなふうにケバケバしい文面を送り付けてくることが多かった。

第8位 ヒロやん(龍が如く2)20000円


ピンク通り入り口でヤクザに絡まれる男を助けるとイベント発生。男は「ヒロやん」と呼ばれる有名人で、IT企業「ライフウィンド」の社長を務めている。
「ここだけの話だけど もうすぐこの価値がグーンと上がる…
おっと、こんなこと言っちゃったらインサイダー取引になっちゃうか。」
助けてくれたお礼に自社株を1000株、破格の値段(50万円)で売ってくれる。
株を買って次に再会したときには、焦った様子のヒロやん。70万円で株券を買い戻してくる。
獲得金額は70万-50万の20万円。
ちなみに、ヒロやんはこの後、警察に捕まっている。『2』が発売された2006年は、インサイダー取引という言葉が頻繁にニュースで流れていた時代でもある。

第8位 銀幕の龍(龍が如く3)200,000円


映画監督と撮影スタッフが口論している前を通りかかるとイベント発生。時代劇の主演男優が負傷してしまい、急きょ代役を探さなくてはならなくなったらしい。偶然、その場に居合わせた桐生さんに惚れこんだ監督はすぐさま出演を打診。アクションシーンを演じることになる。
台詞はそれっぽければ何でもいいという監督の思いを汲みつつ、舞台上の刀、達磨を使って敵役を上手に倒していく。撮影終了後は20万円と名刀・桜吹雪がもらえる。

第7位 アメリカン野球(龍が如く2)250,000円


バッティングセンターに通っていると、アメリカで有名なピッチャー・ボブが話しかけてくる。恋人のチエミを掛けて勝負しようという申し込みである。そして、桐生さんが勝負に負けたら1万円よこせと。
ボブが投げる20球のうち、半分をホームランに出来たらクリア。高く上がって視界から消えるカーブ、体の内側から急激に曲がってくるスライダー、カミソリのようなシュートなど打ちにくい変化球ばかり投げてくる。
勝利報酬はボブのサインボール。質屋に行くと25万円で買い取ってくれる。
ちなみに『6』では桐生さんが草野球チームに入団し、実際に野球するモードがある。アメリカのすごいピッチャーを打ち崩せるんだから、打順は4番がいい。

第6位 イ・リュウジョン(龍が如く2)297,000円


マジシャンのような名前だが、実際は有名な韓流スターであるイ・リュウジョン。神室町を案内してくれと頼んでくる。
ショーパブ、オカマバー、ラーメン屋、タクシー乗り場までを案内する。それまでに、サインを求めて突撃してくる女性ファンをかいくぐらなくてはならない。
3回捕まるとイベント終了。もらえる金額が減る。特にチャンピオン街の入り口2か所は、どちらもおばさんが待ち伏せしているので要注意。ノーミスで成功できれば、30万円手に入る(ショーパプの入場料3000円を引くと獲得金額は29万7000円)。
『3』でも登場し、「冬の贈り物」で主演を務めていることが分かる。

第5位 謎の電話主(龍が如く0)1,500,000円


主人公は桐生さんではなく真島の兄さん。招福町南の電話ボックスの着信に気づいて電話に出るとサブストーリー発生。
電話主が指定した拳銃、青龍刀、トルマリン、桜吹雪をそれぞれ調達すると、電話帳に挟まれた報酬がもらえる。合計150万円。
イベントを完遂すると、真島の経営するキャバクラで働かせてほしいと、怯えている女に話しかけられておしまい。実際にキャストとして使用できる。

第4位 危険な遊び(龍が如く4)3,000,000円


主人公は谷村正義。成宮寛貴が声優を務め、外見もそっくり。
神室町の裏カジノ・龍宮城で裕福そうな老人と会話すると発生。こんなところでチマチマ稼いでないでひと勝負300万の賭けをしようと持ち掛けられる。6分の1のロシアンルーレットである。
緊張感なしに引き金を引く老人、周りに黒服の男がいることを考えて選択肢を選んでいくと、確実に300万円が手に入る。それ以外の選択肢で失敗すると空砲が鳴り響いて失敗。お金はもらえない。

第3位 恨み代行(龍が如く2) 5,150,000円


ホストの男に「い、今からその男ナイフでぶっ殺すねん!」と息巻く女。彼女の名前は由利子。年の離れた妹がいるのだが、悪い男にだまされてどこかに監禁されているらしい。
止めに入った桐生さんは、妹・美紀の写真と3人の悪い男の写真をもらう。それぞれの居場所を探し出して、手がかりを集めていく。監禁先の個室ビデオ店を特定して突入すると、見張りの男がびびって15万円差し出してくる。
由利子の、貯金を受け取ってほしいという申し出を断ると、「暗号は短歌の数」というヒントが掴む。悪人たちのアジトに行って5ケタの暗証番号を金庫に入力すると500万円を獲得。合計515万円である。

第1位 1000万円治験(龍が如く0)10,000,000円


蒼天堀の裏路地を歩いていた真島の兄さん。治験参加者募集の貼り紙を見つけた。1時間の拘束で報酬は一千万円。
治験に使う薬は
全身の細胞が活性化するツカレシラズヘキシン
脳細胞が活性化して集中力が上がるシュッチュリン
視力ヨクナルヨ
の3つ。飲んだ直後に運動(ケンカ)して効力を試すことになる。結果はすべて逆効果。
「もう治験はこりごりや!」と逃げていく真島の兄さんを研究員たちが追いかけていくというコミカルなオチでイベント終了。

第1位 蒼天堀の金持ち君・神室町の金持ち君(龍が如く0)10,000,000円


蒼天堀は真島の兄さん、神室町は桐生さんが主人公の話。
真島が遭遇するのは、リーゼントの青年。桐生さんが遭遇するのは、金髪の青年。札束で焼き芋すると金の味が染みてうまいと豪語したり、チンピラ相手に札束をばらまいて高笑いしたりする成金コンビである。
それぞれ、「投資信託」という小難しい話を持ち掛けてくるのだが、要は桐生⇔真島(龍が如く0の主人公2人)の間でお金の送受ができるというシステム。話を聞き終わった後に1000万円をくれる。

もっと金そのものを大事にしろや。

という真島の兄さんの言葉と、

金で友情は買えないかもしれないが……
金を通じて友情を育むことはできる。
……俺たちとっくに、仲間じゃねぇか。

という桐生さんの言葉で、彼らのお金に対する姿勢が改まる。

5つもランクインした『2』
『0』 の世界はバブル真っ只中。1000万円が簡単に稼げてしまう。
最もお金のありがたみを感じたサブストーリーは『2』の恨み代行。プレイ当時、臨時収入に浮かれて、シャンパン・ゴールドを連発してしまったことがある。そこには大きな落とし穴があった。
問題となるのは9人のキャバ嬢を攻略したあとに出てくる隠しキャラ・ナナ。ラストイベントで、借金を肩代わりする必要が出てくる。その額1000万円。質素にゲームをプレイしてきた人が、ギリギリ持っているかどうかの大金である。ただ、ナナを出すにはすべてのキャバ嬢を攻略しなくてはならないため、どうしても出費がかさむ。
セーブ&ロードを繰り返して、カジノでコツコツお金を増やさないと、彼女を幸せにすることはできない。
『5』で登場した隠しキャバ嬢は、攻略のために500万円必要だった。
安易にシャンパンタワーを頼んではいけない。『6』にもし隠しキャバ嬢がいたら、金策に疲れることになる。

(山川悠)