念願のマイホームを手にした大阪府のAさん(30代男性・会社員)。その隣に住むのは、問題だらけのトラブルメーカーだった。

あいさつまわりのときに感じた嫌な印象はそのまま良いものに変わることなく、ついには......。

「ごあいさつさせていただけますか」「あかん」

念願だったマイホームを購入した私たち家族は、引っ越した当日、ご近所さんにあいさつまわりに出ました。家の前や裏は同い年の子どもがいるご家族、右隣も穏やかなご夫婦だったので仲良くなれそうな気がして嬉しかったのですが、左隣の家に訪れたときには、一瞬引っ越したことを後悔しそうになるほどの衝撃を受けました。

画像はイメージです(Tatsuo Yamashitaさん撮影、Flickrより)

インターホンを押すと在宅されていたので「隣に引っ越してきたAです。ご挨拶させていただきたいのですが、お時間は大丈夫でしょうか」と聞いたところ、「あかん」のひとこと。

ブチっとインターホンが切られたときに、これはまずいところに引っ越して来たか、この先は注意が必要だと瞬時にわかるような態度に、妻と2人で顔を見合わせました。

ナメクジの苦情で逆ギレ

朝からジメジメする梅雨のある日のことでした。

買い物に出かけようと玄関を出ると、足元でナメクジが5、6匹動いていたのです。

うちには植木や土などを置いておらず、なぜこんなところにいるのだろうと不思議に思い妻に話したところ、数日前から左隣の庭から入って来ているのだと言うのです。

私はまじまじと隣の家を見たことはなかったのですが、よく見ると隣の庭では花や植木を育てていて、どうやらナメクジはそこから来ているようです。気持ちのいいものではありませんし、お隣の住人にひと言意見することにしました。

数日後、ちょうど子どもと家の前で遊んでいるときに、お隣の住人が帰ってきたのでナメクジが増えていて困っているという話しをしたところ、「そんなん知らん。自分で対処しろ」と、逆に怒鳴られてしまいました。

ついに決別! 我慢の限界はゴミ問題

ナメクジの件で相当腹が立っていた私たちでしたが、ご近所でもあるため、極力トラブルは避けたいということでそのときは我慢しました。しかし、そんな我慢の限界を迎える出来事が起こったのです。それはゴミ問題でした。

我が家も利用するゴミ収集所には、近隣の10軒ほどが同じ場所を利用しており、左隣の家とも同じ場所でした。

私がゴミ捨てに行ったときにちょうど隣の住人がゴミを出していたのですが、目にしたのはゴミ袋を投げつけて、袋の口がほどけ、中のゴミが散乱するという場面でした。

そのままその場を離れて行ったので、腹が立った私は隣人を追いかけ「中身が出てるのにそのままやったらダメでしょう!」と注意をしました。

すると「じゃあお前が片付けろ」というまさかの返答が。そう言われた私は、もう我慢ができず、そこから何を言ったか覚えていないほどきついことを言ってしまったと思います。

その日から、隣人にはなるべく会わないようにしたり、偶然会っても無視することが続いています。

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