「山本太郎となかまたち」で独自候補を立てるという山本太郎代表だが、その真意やいかに!?

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もしかして仲間割れ?

小沢一郎氏と山本太郎氏が代表を務める「生活の党と山本太郎となかまたち」が10月12日に党名を「自由党」に変更すると発表した。憲政史に残る珍名政党が消滅かと思いきや、山本氏は次期衆院選には自由党ではなく、引き続き「山本太郎となかまたち」で独自候補を立てるという。

これはどういうこと? 山本太郎氏を直撃した。

―自由党から分裂したというイメージですが?

「いや、分裂ではありません。僕はこれからも自由党の党員です。ただ、次期衆院選では『山本太郎となかまたち』という“政治団体”で比例東京ブロックを戦うということです。政治団体でも比例ブロックの定数の2割の候補者を立てれば、比例名簿に名前を載せることができます。東京ブロックの定数は17名なので4名の候補者を立てる予定です」

―そうなると自由党の候補者と票を食い合うのでは?

「そこは、現在調整中です」

―自由党から候補者を出せばいいのに、なぜわざわざ「山本太郎となかまたち」から?

「衆院の東京ブロックは27万票で1議席取れる計算です。前回の参院選で僕は60万票を超える票をいただきました。今年の参院選では、僕が応援した三宅洋平さんが25万票でした。生活の党は比例で10万〜15万票です。27万票に届かせるためには、党名より『山本太郎となかまたち』のほうが、東京では当選の可能性が高いと考えたからです」

―つまり、自由党では勝てないということ!? もしも4人全員当選したら「山本太郎となかまたち」が政党要件を満たします。離党の可能性は。

「いや、それはありません。もし、議席が取れても自由党でやるということはすでに言っていますから」

―ちなみに「山本太郎となかまたち」の仲間って誰なんですか? 自由党名で立候補者を出さないということは、自由党は仲間ではない?

「いや、仲間です。仲間は僕らを支援してくれる人全員です」

これは山本新党の布石なのか? 次の衆院選後には本当の「仲間」がわかるかも。