ご冥福をお祈りします - 一番右が長女リーズル役のチャーミアン・カーさん
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 ミュージカル映画の金字塔『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ家の長女リーズルを演じたことで知られるチャーミアン・カーさんが現地時間17日、ロサンゼルスのウッドランドヒルズで亡くなった。73歳。認知症から起きる合併症だったという。代理人が発表した。

 『サウンド・オブ・ミュージック』は戦争の影が忍び寄るオーストリアを舞台に、トランプ家の家庭教師となったマリア(ジュリー・アンドリュース)が人々を変えていく姿を描き、第38回アカデミー賞で5部門受賞を果たしたミュージカル。当時チャーミアンさんは21歳で、劇中で歌った「もうすぐ17才」はあまりにも有名だ。

 チャーミアンさんは同作への出演後に結婚。二人の子供を育てるため、若くして映画界を去った後はインテリアデザイナーとして活躍し、顧客には『サウンド・オブ・ミュージック』の大ファンだったマイケル・ジャクソンさんもいた。

 代理人によると、チャーミアンさんは映画界を去ることにしたことを決して後悔することはなったとのこと。リーズルを演じたことについての本を2冊出版しているチャーミアンさんは、イベントなどで『サウンド・オブ・ミュージック』のファンと会って話をするのが大好きだったという。(編集部・市川遥)