天然ぶりを炸裂させ会場を笑いに包んだ渡部秀

写真拡大

 俳優の渡部秀が20日、渋谷のユーロライブで行われた『シュウカツ』完成披露イベントに来場、桜田通、廣瀬智紀、横浜流星、戸谷公人、千葉誠治監督らからその天然ぶりをいじられて、会場を笑いに包み込んだ。

 就職活動をテーマにした本作は、面接官たちによって会議室になかば監禁状態にされながらも、それでも内定を獲得しようともがく学生たちをオムニバスで描いた作品。本作の上映終了後、大勢の女性客の熱気に包まれた会場内に5人の俳優陣が登場すると、客席からは大きな歓声がわき起こった。

 イベント中、千葉監督から「この作品には膨大なセリフをたたき込んだので、皆さんどうやってセリフを覚えたんですか?」と質問されたキャスト陣。それに対して渡部が「皆さん台本を覚える時はどうしていますか? 人によっては……」と質問にさらに質問をかぶせるという想定外の反応を示し、会場は大爆笑。しかし自分の考えがまとまらなかったのか、すかさず「じゃ、質問を変えて……」とマイペースに話を進めようとして、さらに大爆笑。そんな渡部に、まわりも「質問を変えちゃった!」「誰か、秀をさばいて!」「秀ワールドを出すのやめて!」とあきれた様子だった。

 しかしそれでもめげずに「役者のセリフの覚え方ってありますよね。カフェが集中できるという人もいますし。どういう環境で覚えます?」と質問した渡部。それに対して戸谷が「環境で言えば……」と答えようとするも、それをさえぎって「俺はね……」と始めた渡部。「みんなに聞いていたんじゃないの!?」と驚いた戸谷の姿に会場は爆笑の渦に。さらに「台本を携帯で撮影して、空き時間に見る」という桜田に対しても、なぜか老成した感じに「すごいねぇ」とかぶせた渡部。思わず大爆笑となった会場内に、思わず桜田も「本当に同い年?」と疑いの目を向ける一幕も。

 ちなみにこの日の最年少である横浜は、千葉監督からも「流星君はセリフ覚えも完璧だししっかりしている」と絶賛されたが、緊張していたのか、この日はきまじめなコメントに終始。そんな横浜に、千葉監督は「秀を見てごらん」とアドバイス。しかし、まわりからは「これ、わざとじゃなくて天然ですからね!」「だからヤバいんですよ!」などなど散々な言われようで、渡部はこの日、終始キャスト陣からいじられ通しだった。(取材・文:壬生智裕)

映画『シュウカツ』は2016年より公開