アリゾナ州の受刑者、独居房で自分の目を…(画像はfacebook.com/3TVPhoenixのスクリーンショット)

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問題行動を起こして独居房に移され、「気がおかしくなりそうだ」と訴える受刑者が非常に多いアメリカ。アリゾナ州の刑務所からぞっとする話題が飛び込んで来た。

アリゾナ州のフェニックスにも近いピナル郡刑務所の独居房で去る7月30日の夜、顔を腫らし、上半身と手を血まみれにした姿で発見されたのはマリコパ郡スコッツデール出身のコリン・コークヒルという26歳の受刑者であった。その手には自身で眼窩からひっかき出したという右の眼球が握られていた。

この画像は、フェニックスのメディア『azfamily.com』がフェイスブックで紹介したその記事のスクリーンショット。マグショットはピナル郡保安官事務所が公開したもので、つまりコークヒルの“ビフォー写真”である。最初は雑居房に収容されたが、自身の顔面を激しく殴りつけているとの報告に精神疾患が疑われ、薄暗い独居房に移された直後の予想だにしなかった出来事であった。

コークヒル受刑者はすぐに病院に運ばれたが、すでに長い時間が経過して眼球の保存状態も不衛生であったことから、医師はそれを元に戻すことは不可能と判断したという。盗難車で事故を起こし、救助しようとした救助隊員にむしろ襲い掛かり、怪我を負わせて通報されたコークヒル。車の窃盗から始まり、暴力、殺人未遂、公務執行妨害など多数の罪状により裁かれようとしていたが、精神鑑定に回されることは必至であろう。狂気の沙汰としか言いようのないその自傷行為には関係者の間でも動揺が走ったという。

※ 画像はfacebook.com/3TVPhoenixのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)