南薩対決、鹿児島城西に軍配

 鹿児島城西と薩南工は、8月の南薩地区大会でも対戦している。このときは7対3で鹿児島城西が勝ったが、この日は終盤まで1点を争う引き締まった好勝負を繰り広げた。

 1回裏、鹿児島城西は一死から2番・花城 音弥(2年)が四球で出塁し、3番・寺井 勇樹(2年)のセンター前ヒットがエラーを誘い、花城が生還して先制した。4番・有川 凌(2年)にもセンター前タイムリーが出て、2点を先取した。

 2回以降立ち直って、好投を続けていた右腕・折尾 柊(2年)を何とか援護したい薩南工は4回、一死二塁から7番・田原 優(2年)が長打を放ち、1点を返す。

 だが、三塁を狙った田原は相手の好連携に阻まれ三塁タッチアウト。8番・菊永 良唯(2年)、9番・折尾(2年)が連打でつないだが、1番・五反田 亮輔(2年)がショートゴロに打ち取られ、同点に追いつけなかった。

 2回から追加点が奪えなかった鹿児島城西は7回、2番・花城のセンターオーバー三塁打で貴重な追加点を挙げる。

 薩南工は8回、スクイズで1点を返し、再び1点差としたが、9回は鹿児島城西のエース平 将太(2年)に三者凡退で打ち取られ、南薩の強豪同士の対戦は再び鹿児島城西に軍配が上がった。

(文=政 純一郎)

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