「いつも今後について騒がれるし、それはこれからもあるだろう。自分に対する関心はうれしい」

ズラタン・イブラヒモビッチがこう語った。特にミランサポーターにとっては、甘い言葉かもしれない。だが、イブラヒモビッチは続いてこうも述べている。

パリ・サンジェルマン(PSG)とはあと1年の契約がある。そして、僕はこのクラブでプレーすることを幸せに思っている」

移籍の噂に完全に終止符を打ったということだろうか。アメリカツアー中のイブラヒモビッチは、『Espn』でパリとの関係について次のようにコメントしている。

「自分は欧州で最も美しい街で暮らしており、それを楽しんでいる。それに、チームもファンタスティックで、素晴らしい選手たちばかりなんだ」

「PSGのプロジェクトは、3〜4年計画だった。次が4年目だ。僕らはチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8に2回進んだ。もちろん、それ以上にいくのが目標だ。でも、CLはちょっとしたディテールで決まる大会なんだよ。6カ月素晴らしくても、後半戦が前半戦のようにうまくいかなければ、すべてが消え去ってしまうんだ」

ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーとの比較についても言及している。

「PSGは世界最高のクラブの一つとなるためにかなりの投資をしてきた。10年前に(ロマン・)アブラモビッチのチェルシーがやっていたようにね」

いずれにしても、イブラヒモビッチはこれまで、契約が残っているとしつつクラブを変えてきた。

「成長し、向上し続ける限り、僕はプレーを続ける。それがなくなったときには、立ち止まるのが正しいだろう。僕は自分の名前や過去だけでプレーするような人間じゃないんだ」

「僕は結果を残し、サポーターを幸せにする。サポーターが幸せいる限り、僕はプレーを続けられるよ」