学生の窓口編集部

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日本に存在する企業は400万以上。ベンチャー企業から大企業までさまざまな企業があり、当然その数だけ社長が存在しています。大企業の社長にもなるとメディアへの露出も増え、名前や顔を知っていると方も多いのではないでしょうか。企業の「顔」である社長は、一体どこの大学で何を学んだのでしょう。

今回は有名企業の社長の出身大学と経歴を調査してみました。そんな先輩をどう思っているのか、現役の後輩たちの声と共にご紹介します。

1.柳井正(株式会社ファーストリテイリング):早稲田大学
最初に紹介するのは柳井正さん。株式会社ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長であり、ユニクロの生みの親でもあります。柳井さんは1971年に早稲田大学政治経済学部を卒業。日本富豪ランキングで何度も1位になるなど、現在は誰もが知る日本を代表する企業の代表を務めています。

「自分も今から頑張れば間に合う、と思えてきてやる気が出ます」(早稲田大学・3年男性)
「早稲田のオープン科目のなかで、柳井さんの講演をきいたことがあります。大学生活をどう過ごすべきか、成功するために何が必要なのか、とても参考になる話を聞けて、自分のなかでのロールモデルになっています」(早稲田大学・4年男性)

ちなみに柳井さんは早稲田大学の国際学生寮「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」に個人として3億円の寄付をしています。卒業しても母校に恩返しをしてくださるのは、非常に素晴らしい活動ですよね。

2.三木谷浩史(楽天株式会社):一橋大学
続いては楽天株式会社の現代表取締役会長兼社長である、三木谷浩史さん。日本最大級のインターネットショッピングモール、楽天市場の創業者です。三木谷さんは1988年に一橋大学商学部を卒業。その後は銀行での勤務経験を経て、MBAをハーバード大学で取得。1997年に現在の楽天株式会社の前身となる企業を設立し、現在に至ります。

「たった20年弱でこれほど大きな会社をつくるなんて、すごいの一言です。三木谷さんが学んだことを自分も大学で学んで少しでも三木谷さんの存在に近づきたいと思います」(一橋大学・3年男性)
「三木谷社長のパワフルな姿がとても好きです。大学での講演などをほとんどしていないので、もし三木谷社長が講演するときには絶対に行きたいと思っています」(一橋大学・2年男性)

三木谷さんが大学3・4年次にテニス部のキャプテンを務めた際は、長年続いていた新入生のボール拾い制度を廃止するなど、成果に結びつかないことは徹底的に廃止したというエピソードもあります。その時の経験が現在のリーダーシップにも活きているのかもしれませんね。
3.南場智子(株式会社ディー・エヌ・エー):津田塾大学
現在は療養中の旦那さんの看病に力を注ぐために代表権のない取締役ですが、株式会社ディー・エヌ・エーを設立された方こそが南場さん。南場さんの著書「不格好経営-チームDeNAの挑戦」はベストセラーとなりました。そんな南場さんは、津田塾大学の英文学科を卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンを退職後、1990年にハーバード大学でMBAを取得。1999年に株式会社ディー・エヌ・エーを設立しました。大学時代はサークル活動に入るわけではなく、通訳や家庭教師などのアルバイトに没頭。その後、年に1人選抜される米ブリンマー大との交換留学制度に合格し、夢であったアメリカへの留学を果たしています。

「女性で起業家として活躍している人はまだ少ないので、南場さんの存在はとても大きいです。引退が心残りではありますが、家族のために引退することができることも魅力的にうつりました」(津田塾大学・4年女性)
「不格好経営を読んで南場さんのことを知りました。女性でもここまでできるのかと自信につながりました」(津田塾大学・3年女性)

今や日本を代表する女性起業家のひとりである南場さん。不格好経営には起業当時の悩みや状況などがリアルに描かれており、その姿は多くの人の背中を押しています。

いかがでしたか? その他にも、日本には世界に誇る企業の社長がたくさんいらっしゃいます。先輩方に負けないように、大学生活で多くのことを学んで、社会に出て活躍していきましょう。

早稲田大学法学部2年 横井)