着なくなった衣類、家に眠っている衣類、古着で難民支援を
国際協力NGOわかちあいプロジェクト(一般社団法人、住所:東京都江東区、代表:松木傑)は、2015年6月1日(月)〜11日(木)の間にわたり、難民支援のための古着支援プロジェクトを実施します。日本の市民の皆さまから、家庭に眠っている服や靴を、寄付金と合わせてご提供いただき、紛争などで避難生活を余儀なくされている難民への支援として送ります。
日本で集められた古着は、船でそれぞれの国に運ばれ、現地で活動するNGOにより、難民キャンプで生活する人々に平等に分配されます。わかちあいプロジェクトでは、難民として暮らしている多くの人々に衣類が行き渡るよう、10,000箱集めることを目指して協力を呼びかけています。
わかちあいプロジェクトは1993年、ソマリア難民救援のために古着支援プロジェクトを開始しました。以来、毎年このプロジェクトを実施しており、第23回となる今年は、長引く内戦・紛争により政情が不安となっている、タイのミャンマー難民とヨルダンのシリア難民を対象に、古着による支援を行います。故郷へ帰れず避難生活を余儀なくされている人々は、十分に衣料を手に入れることができず、日本から届けられる質のよい服や靴は、難民の人々の大きな助けとなります。
◆ 第23回古着支援プロジェクト 概要実施期間: 2015年6月1日(月)〜6月11日(木)※必着
募集内容: 動きやすい普段着を中心に、大人用/子ども用、夏物/冬物を問わず募集
例)ズボン、Tシャツ、Yシャツ、トレーナー、ジャージ、カーディガン、セーターなど
送付方法: 衣料はクリーニングするか、洗濯してアイロンがけをしたものを
ダンボール箱(サイズ上限:縦・横・高さの合計150cm以内)に入れて送付
送付先: 〒140-0003 東京都品川区八潮2-9 大井物流センター
ジャパンエクスプレス内 わかちあいプロジェクト (TEL:03-3790-9672)
寄付方法: 古着ダンボール箱1つにつき1500円の寄付
郵便振替「わかちあいプロジェクト募金」(00120-4-386390)
クレジットカードの場合、わかちあいプロジェクトのオンラインショップより決済
http://wakachiai.shop-pro.jp/
※詳しくは「第23回古着支援プロジェクト 募集要項」を参照
ダウンロード⇒ http://www.wakachiai.org/#!cloth/cbn
5年目に突入したシリア内戦は、いまだ解決の糸口が見えず過酷な状況が続いており、62万人を超えるシリア難民がヨルダンに避難しています。わかちあいプロジェクトでは、2014年度、20フィートコンテナ1台分の衣類を、現地NGO12団体を通してヨルダンで暮らすシリア難民へ配布したほか、ジャパン・プラットフォームの支援を得て、生活に不可欠な日用品10点が入った衛生キットを約3千世帯へ配布しました。
◆ ミャンマー難民支援活動についてミャンマー民族紛争により1984年に難民キャンプが設立されてから30年となる現在も、政府軍と少数民族との衝突が絶えず、約12万人もの人々が安全を求めてタイ国境の9つの難民キャンプで生活しています。わかちあいプロジェクトでは2007年より継続的にミャンマー難民へ実施し、2014年度には40フィートコンテナ10台分の衣類を届けました。
【わかちあいプロジェクトとは】 フェアトレード、難民支援、自立支援の3つの分野で活動している国際協力NGOです。国際フェアトレード基準に従った生産者とのフェアな取引により、多種多様なフェアトレード商品・原料を輸入・販売しています。
団体ウェブサイト: