5日、東京・豊洲にオープンした「キッザニア東京」で、テープカットを行うキッズシティージャパンの住谷栄之資社長(中)。(撮影:久保田真理)

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子ども向け職業体験テーマパーク「キッザニア東京」が5日、東京都江東区の大型商業施設「アーバンドックららぽーと豊洲」内にオープンした。この日は記念のセレモニーなどが行われ、多くの報道陣と一般来場者が集まった。

「キッザニア」は99年、メキシコに誕生した室内テーマパークで、「子どもに職業体験を」と病院やテレビ局など、都市を模した約50施設が子どもに合わせたサイズで再現されている。「キッザニア東京」は海外展開の第1号施設となる。

 セレモニーに先駆けて開かれた記者会見で、同施設を運営するキッズシティージャパン(本社・東京都千代田区)の住谷栄之資(えいのすけ)社長は、同施設をメキシコから日本へ導入した理由を振り返った。住谷社長は、自身が戦中生まれであると述べ、「昔は家庭の中で(自分の)役割があり、また地域の人々と密着して生活していたので、いろいろな体験をして育った。キッザニアもこのような体験をできる場にしたい」と期待を込めてコメント。

 午後3時に記念のテープカットが行われ、住谷社長ほか、メキシコ大使やメキシコ・キッザニアの代表が、警察官や消防士などの制服を着た子どもたちと一緒に参加した。その後、大人と子ども合わせて約800人が一斉に入場し、子どもサイズに作られた“キッザニアの街”に興奮を隠せない様子だった。千葉県浦安市から5歳と2歳の子どもを連れてきた男性(38)は、「建物が本物そっくりに作られていて驚いた。いろいろな体験ができるところなので、子どもたちにしっかり勉強して欲しい」と話していた。

 入場料は、平日は子ども2400円、大人1600円。土・日・休日は子ども3000円、大人2400円。【了】

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