独身女性が結婚問題で焦り出すのは30歳、あきらめ始めるのは40歳がピーク――。今時の独身女性が描いている結婚観の一端が3日、ネットリサーチのマクロミル(本社・東京都港区、福羽泰紀社長)が行ったインターネット調査で明らかになった。

 調査は、全国の同社モニター会員の中から20歳から39歳までの未婚女性を対象に、7月11日と12日の両日、インターネット上で行われ、1040人から有効回答を得た。

 結婚については、48%と半数近い人が「今はしたくないが、いずれはしたい」と答えており、「すぐにでもしたい」(26.2%)と合わせると7割以上の人に結婚願望がある。反対に、「必ずしも結婚しなくてもよい」(24.0%)、「一生結婚したくない」(2%)と4人に1人が結婚に対して消極的だった。

 「結婚を考える恋人がいる」と答えた人が31.0%で、「結婚は考えていないが恋人はいる」と答えた人の14.4%と合わせても5割に満たなかった。 反対に、「いない」と答えた人が54.6%で、2人に1人は恋人がいないことも同調査で分かった。年齢別に見ると、恋人がいる率が最も高いのが27歳(55.8%)で、以下、23歳(48.1%)、25歳と26歳(44.2%)と続いた。その反面、33歳を超えると、恋人が「いない」と答えた人が半数を上回る傾向が強くなる。恋人の有無は33歳が分岐点になっているようだ。 

 結婚について「いくつから焦り出し、いくつからあきらめ始めるか」との問いでは、30歳(15.8%)で焦り出し、40歳(18.4%)であきらめ始めるとする回答の割合がそれぞれ最も高かった。結婚自体をあきらめるか、あきらめて結婚するか、難しい選択ではある。

 【訂正】本稿出稿後の午後8時56分、オリジナル資料の一部に誤りがあったとして、マクロミルより報告があったため、当該箇所を訂正しました。

 誤 「結婚を考える恋人がいる」と答えた人が31.0%で、「結婚は考えていないが恋人はいる」と答えた人が54.6%と、8割以上の人に恋人がいることも同調査で分かった。

【了】

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