クリスタルガラス「スワロフスキー」を車内外に30万個ちりばめた“セレブなベンツ”(撮影:吉川忠行)

写真拡大

外観や内装などに手を加えた輸入車の展示会「東京 スペシャル インポートカーショー 2006」(同実行委員会主催)が28日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。30日まで。

 同展には、国内の輸入車用チューニング・ドレスアップ部品メーカーや、欧州の希少車を扱う専門店など、264社が出展。タイヤやホイール、カーオーディオをはじめとする部品のほか、ドイツの高級車「メルセデス・ベンツ」をベースにしたチューニングカーも展示されている。

 「D.A.D」ブランドを展開する自動車部品販売会社「カクタスコーポレーション」(本社・大阪府羽曳野市)は、クリスタルガラス「スワロフスキー」を車内外に30万個ちりばめたベンツを出品。制作費用は展示車「SL600」の場合、約3000万円(車両価格は別)になり、公道も走行可能という。

 同社の担当者は「見るだけではなく乗れる車にしたかった。外装部分を振動や衝撃に耐えられ、補修を行えるようにするのが大変だった」と完成までの苦労を語った。同社は、従来からスワロフスキーを用いた自動車の内装品を手がけており、過去の展示会では、富裕層の女性が興味を示すことが多かったといい、買い手が現れれば展示車を販売するそうだ。

 開催時間は午前10時から午後6時(最終日は午後5時)まで。入場料2000円(小学生以下無料)。【了】

■関連リンク
東京 スペシャル インポートカーショー 2006