ユニクロの柳井正社長(中央)と「キギョウコラボTシャツ」をアピールする参加企業の担当者たち。(撮影:東雲吾衣)

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ユニクロは25日、企業の商品やサービスをTシャツのデザインにする「キギョウコラボTシャツ」の説明会を、東京都千代田区の新東京本部ビルで開催した。4月中旬以降、約300万枚のコラボTシャツが店頭やインターネットなどで販売されている。

 2003年から始まった「キギョウコラボTシャツ」は、今年で4年目。過去最多の115社が参加し、128柄のTシャツが販売される。

 同社の柳井正社長は、コラボTシャツの特徴を「企業と人を結びつけ、メッセージを伝えるもの」と話し、「広告媒体としていろんな可能性がある」と、これからも同様の企画を推進する考えを明かした。また、中島徹朗マーケティング本部長は「アメリカなどの店舗でも是非販売したい」と意欲を見せた。

 Tシャツは、「世界企業」や「伝統企業」など8つのカテゴリーに分けられており、今年から販売される女性用Tシャツのために「ミネラルウォーター」などの企業も新たに加わった。参加企業の担当者からは「Tシャツだから老若男女問わず着てもらえる。その宣伝効果は大きい」と期待する声がある一方、「Tシャツを購入する顧客の属性などを知りたい」という要望も聞かれた。

 男性・女性共用でS、M、L、XLの4サイズ。子供用は110センチから150センチの5サイズが販売されている。値段は790円と1000円(税込み)。【了】