安倍政権の経済政策「アベノミクス」を反映してか、政府が発表する経済指標の好転が目立っている。内閣府が5月16日発表した今年1〜3月期の国内総生産(GDP)は実質年率換算で3.5%増と2期連続のプラス成長になり、20日の5月の月例経済報告は景気の基調判断を「緩やかに持ち直している」と、2カ月ぶりに上方修正し、「一部に弱さが残る」との表現を削除した。景気回復は企業決算や株価の上昇からも裏付けられるが、サラリーマンの実