1990年代以降、映画祭を中心に海外進出を行ってきた日本映画。三池崇史監督や北野武監督など、海外でも名前が知れ渡っている監督が数多く存在するなか、海外のホラー、スプラッター、バイオレンス映画を愛する好事家から、絶大な支持を得ているのが井口昇監督だ。井口監督は『片腕マシンガール』(07)や『ゾンビアス』(11)など、アクション、バイオレンス、ホラー、コメディ要素を詰め込んだエンタテインメント性にあふれた作品を多