ローマは12日のセリエA第30節で、トリノと敵地で1−1と引き分けた。アレッサンドロ・フロレンツィは、トリノの同点弾となったマキシ・ロペスのゴールの前に、ブルーノ・ペレスの折り返しがゴールラインを割っていたとみられる場面について、次のように述べている。

「たぶん、僕らも少し文句を言い始めるべきなんだろう。少なくともいくつか微妙な場面が僕らのものとなるんじゃないかな」

「サポーターがこの結果を悪く受け止めないように願っている。ラツィオに2位の座を奪われたことは、強い象徴的な価値があるけど、自信を失うわけじゃない。こういうプレーを続けていれば、僕らはサポーターに2位の座をプレゼントできるはずだ」

一方、ルディ・ガルシア監督は次のように述べている。

「良い試合だった。我々に足りなかったのは勝利だけだ。こういうプレーなら、多くの勝利を挙げられるはずだよ。攻撃陣がゴールを決めていない? 問題ないよ。チャンスはあるんだ。そのうち決めるだろう」

「我々はトリノの唯一のトライで失点した。勝つための時間はあったし、トライしたのだが、相手の守護神がうまくやったね」

「(ビクトル・)イバルボのセンターフォワード? 彼はあそこでプレーできる。信じなければいけないだけだ。両足も頭もうまい選手だよ。今日は良いチャンスを逃してしまったがね。だが、ウチでの先発はこれが初めてだった。これから良くなるはずだ」

「(セイドゥ・)ドゥンビアも良くなっている。練習でも試合でもそれが見られるんだ。ペナルティーエリア内での存在感という点で助けてくれた。短時間で選手の評価をするのは難しい。前半の我々は多くをつくれなかったが、後半はグッとよくなった」

それでも、ローマは3位に転落し、ラツィオに2位の座を譲ることになった。

「今日の時点で2位にいることが大事なんじゃない。シーズンが終わったときに2位でいることが重要なんだ。次の試合はホームだね。勝たなければいけない。そして結果を待とう。心配になる勝利もあれば、落ち着けるドローもある。今日はそういう試合の一つだった」