26日、中国新聞網は記事「仁川アジア大会ボランティアの奇妙な行動=スター選手のおっかけ、無料で観戦」を掲載した。経費削減のために待遇は劣悪。ボランティアの士気も上がらないようだ。写真はアジア大会会場。

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2014年9月26日、中国新聞網は記事「仁川アジア大会ボランティアの奇妙な行動=スター選手のおっかけ、無料で観戦」を掲載した。

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大型スポーツイベントの開催にボランティアは欠かせない存在だ。しかし韓国の仁川アジア大会では一部ボランティアの奇妙な行動が問題となっている。

取材エリアで有名選手を取り囲む人の群れ。実はそのほとんどは記者ではない。大会のボランティアスタッフだ。仁川アジア大会のボランティアはほとんどが大学生なのだが、一部の女子大生はボランティアという地位を利用して記念撮影したり、サインをねだったりとやりたい放題。取材エリアには黄色い声がこだまする。これでは取材にならないと各国の記者は困り顔だ。

スタートの記念撮影に成功したあるボランティアは写真をネットで公開。「これこそボランティアに志願した理由です」とキャプションをつけていた。無料で試合を観戦、スターと写真撮影するのが目的だったというわけだ。

学生ボランティアのひどい行動が注目を集めているが、彼らばかりを責めるわけにはいかない。仁川アジア大会の予算は前回広州大会の10分の1。経費削減のために選手の食事にもほとんど肉がでないありさまだけにボランティアの待遇も想像がつく。賞味期限切れの弁当が出たためにスタッフ、ボランティア260人が食事を拒否したというニュースもあった。

メディアセンターで唯一の中国人ボランティア、宋思丞(ソン・スーチェン)さんによると、宿泊場所も自分で確保しないといけないのだとか。宋さんは毎日往復4時間をかけてソウル市内から通っている。メディアセンターで中国語を話せるボランティアは宋さん含め2人だけで、300人近い中国人記者の対応で毎日へとへとだという。

通訳ボランティアに関していうと、組織委員会が募集当時の約束を守らなかったとして数十人が辞退する問題も起きた。一部会場では通訳スタッフがおらず試合の進行に影響する問題も起きている。(翻訳・編集/KT)