日本から帰国の李登輝氏、「多忙で遊ぶ時間なかった」とニコニコ

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(桃園 26日 中央社)日本を5年ぶりに訪問した李登輝元総統は25日夜、台湾に戻った。桃園空港で受けた「旅行は楽しかった?」との記者団の質問に対し、「スケジュールが忙しすぎて遊ぶ時間がなかった」と笑顔で答えた。

李氏は今月19日から7日間の日程で訪日。初日の記者会見で“台日の絆”を強調、翌日大阪で講演し日米関係の強化などを訴えたほか、最新のがん治療に関する会議にも出席して、専門家らの解説に耳を傾けた。

21日の東京講演では自立した国を目指す日本にとっては憲法改正による戦力保持が必要だなどと主張。22日には神奈川県にある太陽光発電所を見学、コストが高くても台湾で関連産業の発展を図る必要性を指摘した。

23日からは北海道を初訪問、牧場を視察し現地の牛乳を味わったが、24日は一部スケジュールを取りやめ休養していた。

日本滞在中、政界要人との接触を控えた李氏だが、札幌市内で同行記者団と懇談した際、再度訪日の可能性を示唆したという。

(邱俊欽/編集:荘麗玲)