世界最高峰のモータースポーツ・F1の世界に、史上3人目となる“女性ドライバー”が誕生しようとしている。これは1976年以来、40年ぶりの快挙だが、狭き門だけにその座を勝ち取ることができるのは恐らく1人だけだろう。

1人目の候補、シモーナ・デ・シルヴェストロはスイス国籍の25歳。スイスに本拠地を置くチーム「ザウバー」のテストドライバーで、昨年のアメリカ・インディ・カーレースでは優勝こそ叶わなかったものの、あの佐藤琢磨よりも上位成績を残すなど実力は本物である。



もう1人は英国「ウィリアムズ」のドライバー、スージー・ヴォルフ。絵に描いたようなブロンド美女で、グラビアで挑発的なポーズをとったり自身のSNSにセクシーな画像を投稿したりと、サービス精神も旺盛な31歳だ。




この2人、成績だけで見ればシモーナの方が遥かに上。しかし、モデルとしても活躍するスージーの方が世間により知られているのが現状(男性人気?)で、しかも彼女の夫はメルセデス・チームの総合監督であり、「ウィリアムズ」の株を16%所有している人物でもある。ドライバーにとっては、実力だけでなく資金集めにおける人間力や経済力も重要だが、その面においてもスージーのほうが一歩先を行く。

これについて、「最後はラップタイムがモノをいう世界よ」と語るシモーナ。「彼女は彼女で、私は私のことをやるだけ。子ども時代のカートから始まって、常に競争の激しい世界で生きてきたし、これからもそう。女性だろうと男性だろうと、一度レースに出てしまえば速いものが勝つの。それだけは間違いないわ」と、静かな闘志をたぎらせている。

今週末に行われるテスト・ドライビングで一緒になるという2人。どちらがF1レーサーの座を射止めるのか、この日の成績が結果を大きく左右するだろう。





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