15日放送、TBS「S1」では、「MLB華の2年組 メジャー裏話&マー君を語る」と題し、トロント・ブルージェイズからフリーエージェントとなった川崎宗則、カンザスシティ・ロイヤルズへのトレードが決まった青木宣親、今季シアトル・マリナーズで14勝を挙げた岩隈久志の3人に行ったインタビューの模様を放送した。

今年のMVPを訊かれると、「せーの」と掛け声を掛けながらも、大声で「イチロー選手」と発した川崎。青木から「狙ってたでしょ?」とつっこまれながらもハイタッチを交わすなどグラウンド上と同じくノリノリの様子だ。

その青木は「僕は岩隈ですね。もっと取り上げていいってくらい凄いピッチングをした」と話しつつ、「(岩隈と川崎の)二人にあげたい。ムネ、しゃべれないのに通訳なしで・・・。結構アメリカの普通のニュースにバンバン出てましたから」とも――。

実際、チームメイトには英語どころか日本語で話しかけたという川崎。チーム内では川崎の「ガンバッテイコウ」が流行ったこともあったが、「もちろん日本人だからね。そこはしょうがないよ。日本語で“お前頑張れよ”“ちょっと気合い入れていけよ”と(檄を飛ばした)」と言い、その一方で「俺も英語で(何か言われたときに)“I know,I know”とか言って何一つ分かってない。これが5打数1安打くらい」とコメント。そんな川崎については、岩隈も「僕も(MVPは)ムネです。通訳なしでこの一年やってきて。しかもカナダとアメリカを行き来してますから」と認めた。

また、マー君の話題になると、楽天時代のチームメイトでもある岩隈が「選手が言うことよりも、ルールをしっかり決めてからじゃないと始まらないこと。だから、騒がれすぎてマー君かわいそう」と述べ、青木も「マー君とかは、やり残したことがないと思う。メジャーという想いがあるなら、間違いなくメジャーでやったほうがいい。野球とベースボールという本当の違いを感じるから。それは来たらすぐ分かる」とメジャー挑戦を歓迎。川崎だけは「スカウトの人から聞くんですよ。田中って凄いピッチャーがいるって。ちょっと有名でした。で、僕は言いました。“マイフレンド”って」と自分のことを話しながらも、来季については「まだチームは決まってないですけど来年も走りたい。見てのお楽しみ」と陽気に意気込んだ。