<WGC-ブリヂストン招待 2日目◇2日◇ファイアストーンCC(7,400ヤード・パー70)>
 初日2オーバー41位タイとやや出遅れた松山英樹は、3バーディ・1ボギーの“68”で回りトータルイーブンパーの19位タイに浮上。来季の米ツアーシード権に当確ランプのともる10位以内を見据える位置で残り2日間を迎えることとなった。同組で回ったタイガー・ウッズ(米国)がトータル13アンダーで単独首位に浮上した。
タイガー、大会レコードタイ“61”!13アンダー独走首位
 図太い神経の持ち主であるさすがの怪物ルーキーも、絶対王者のプレーに脱帽するしかなかった。目の前でプレーしたウッズが自身の持つ大会レコードに並ぶ“61”をマーク。ショットはキレる上に、バーディチャンスもピンチの長いパーパットも入りまくる圧巻のゴルフを見せつけた。
 松山も「悪いプレーではなかった」と自分のプレーに納得感は示したが、「あの圧倒的なプレーを見せられたら、自分のプレーが不甲斐なく見えちゃいますね。途中までは“すごいなあ”と思っていたけど、もうその後は、“この人どうしようもないなあ”と思ってましたね(笑)。もうただ笑うしかないですね」。
 最終ホールもウッズはティショットを曲げて3打目でグリーン奥のカラーに持ってくるのがやっとだったが、それをねじ込んで会心のパーセーブ。松山はその内側につけバーディチャンスを迎えていたが、「最後もあれ入りますかね(笑)。その後の自分のバーディパットは打ちにくかったですね」と人差し指を突き上げたウッズにカップにフタをされ、苦笑いを浮かべるしかなかった。
 だが、松山が目標とするメジャー制覇へはこの男も乗り越えていかなければいけない壁であることは間違いない。「今のままでは絶対に無理。それが現実」と現時点ではかなわないことを認めつつも、「その現実をどう埋めていくか、それが今後の練習の課題ですね。明日から1つ1つそうなれるように頑張っていきたい」と意気込みも新たにした。
 「今回こういうプレーのときに一緒で回れてよかった。自分にとってプラスになる。そこを練習の目標としてやっていける」。王者のプレーを胸に刻みつけて、松山はその背中を追いかけていく。
【3日目の結果】
1位:タイガー・ウッズ(-13)
2位T:キーガン・ブラッドリー(-6)
2位T:クリス・ウッド(-6)
4位T:ビル・ハース(-5)
4位T:ヘンリック・ステンソン(-5)
6位T:ジム・フューリク(-4)
6位T:ルーク・ドナルド(-4)
6位T:ジェイソン・ダフナー(-4)
6位T:バッバ・ワトソン(-4)
10位:キラデク・アフィバーンラト(-3)
19位T:松山英樹(E)他5名
49位T:小平智(+4)他3名
64位T:谷口徹(+8)他4名
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