パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)は先日、5月5日のヴァレンシエンヌ戦で試合後に判定への不満からアレクサンドル・カストロ主審を肩で突き飛ばしたことにより、9カ月の停止処分を科された。だが、そのカストロ主審が脅迫を受けていたようだ。

カストロ主審は携帯電話で直接「死の脅迫」を受けていたという。同主審の弁護士は『AFP通信』で、「彼と子供たちが保護されるように、当局に知らせた」と認めている。

ジャッジの抗議を受けた審判が、死の脅迫を受けるのは、これが初めてではない。最も騒がれたのは、スウェーデン人のアンドレス・フリスク氏のケースだろう。2005年のチャンピオンズリーグ(CL)、チェルシーとバルセロナの試合を受けて脅迫された同氏は、審判業から引退した。

同じくチェルシーとバルセロナが対戦した2009年のCL準決勝で、やはり判定が議論を呼び、チェルシーのサポーターから激しい脅迫を受けたトム・エブレベ氏も同じだ。