順位を落とす神8が続出するなか、速報でもしっかり5位をキープしている柏木由紀。彼女が今年の総選挙でも支持される理由とは?

写真拡大

5月22日に発表された「AKB48総選挙」の速報が大きな話題を呼んでいる。

2位・渡辺麻友(チームA)、3位・大島優子(チームK)という大本命のふたりにダブルスコアの差をつけ、指原莉乃(チームH/HKT支配人)が1位に立っているほか、松井珠理奈(チームS/K)、松井玲奈(チームE)、柴田阿弥(チームKII)、須田亜香里(チームKII)、木崎ゆりあ(チームS)らSKE勢がトップ16入り。

さらに、渡辺美優紀(チームN/B)、山本彩(チームN)、兒玉遥(チームH/A)といったNMB・HKTのメンバーも昨年より大きく順位を上げてきている。

そして、島崎遥香(チームB)、横山由依(チームA)といった次世代エース候補たちもトップ10入り。その結果、過去4回の総選挙では絶対的な強さを見せていた「神8」メンバー、前田敦子(卒業)、渡辺麻友、大島優子、柏木由紀(速報5位)、板野友美(速報14位)、篠田麻里子(速報15位)、高橋みなみ(速報18位)、小嶋陽菜(速報20位)らの苦戦が目立つのだ。

これはどういった理由からなのか? AKBファンの思いを、担当記者が分析する。

担当記者B 今回、板野友美にとって最後の総選挙ということで、彼女に票が集まると思ってたんです。一方、柏木由紀は誰もが大きく順位を下げると思っていた。ふたを開けてみると、柏木が食らいついて、板野が順位を下げるという結果に。彼女たちの違いって、“卒業して去る”ものか、“これからAKBを引っ張っていきたい”って思ってる人かっていうことですよね。

担当記者C つまり、これからAKBを支えようという意思のあるコにファンも投票していると。

担当記者A そして、次世代を担うメンバーにも票が集まった。これって、ファンも世代交代を望んでいるってことだと思うんだよ。また、そのファンの思いを受け止められるほど、多くの次世代メンバーが育ってきていますから。ただ、ライトなファン層はこれから投票するので、知名度のある古参メンバーが必ず伸びてくるはず。

最終的には神8メンバーも票を伸ばしてくる可能性が高いが、この速報の結果こそがファンの声を反映していると、担当記者は分析する。つまり、ファンがAKBグループ全体の未来を考えて投票した結果が、この世代交代に表れているということだ。

今回の最終得票総数は200万票を超えるといわれているが、速報の時点ではまだ約37万票。最終結果の発表は6月8日。はたしてどんな結果になるのか?

(取材・構成/西中賢治、関根弘康、撮影/高橋定敬)

■週刊プレイボーイ23号「AKB48新時代幕開けの予兆」より