15日のセリエA第25節でパルマと対戦する。ロベルト・ドナドーニ監督は「ミランがバルセロナ戦を考えているとは思わない。何かプレゼントしてくれると思ってはいけないよ」と話しているが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督も同じように考えている。むしろ、パルマ戦は重要な一戦であり、「リーグ戦のポイント」となる試合だと主張した。

「バルサ戦より重要だよ。選手たちには最大限の集中を求める。後で試合を控えるラツィオに追いつくことができるかもしれないということも、忘れてはいけないよ」

前回の対戦は1−1のドローだった。前節カリアリ戦と同じく、セットプレーからの失点だ。

「我々はこういう失点が多すぎる。特にヘディングでやられることがね。守備をもっとうまくやらなければいけない。ただ、正直なところ、カリアリ戦は難しかった。(クリスティアン・)サパタは時差に苦しんでいたのかもしれない。いずれにしても、全体的には悪くなかった。調子を上げて試合を終えたよ」

FWステファン・エル・シャーラウィのフィジカルコンディション、FWマリオ・バロテッリとの共存については、このように話している。

「膝蓋腱の炎症の具合を見てみなければいけない。3日前からストップしているんだ。急いで取り戻さなければいけない。バルセロナ戦に間に合うように、初めて彼は休むことになる。そもそも、彼はずっとプレーしてきたんだ。理解できることだよ。攻撃における問題は存在しない。エル・シャーラウィとバロテッリが足を踏み合うことはないよ。戦術的に違うんだ。彼らは問題なく共存できる」

バロテッリに関する質問が押し寄せる中、アッレグリ監督は同選手の長所を強調している。

「ほかのすべての選手と同じで普通だよ。ミラノに戻って、彼はプライベートをもっとうまく管理しなければいけないことを学んだ。ほかの若手たちと同じように、メディアに関してね。彼にはアドバイスをした。もっとずる賢くならなければいけない。時間どおりに来て、良い練習をしているよ。私はとても満足している。その技術や肉体的クオリティーで、世界的な選手になれるはずだ」

自らの今後については、このように語った。

「私は疑いを持っていなかったし、今も同じだ。ミランとはすべてに関して合意している。我々はうまくやっており、このプロジェクトを前進させ続けられるように願っているよ。まだ1年の契約が残っており、私はそれを全うしたい。ミランを率いていて、そうしたくない監督なんていないだろう?」

最後に、アッレグリ監督はこのように重要なコンセプトを口にしている。

「間違ったパフォーマンスをしてはいけない。明日は絶対に勝たなければいけない試合の一つだ。パルマには多くの長所がある。戦術的に組織されていて、テクニックやスピードのある選手たちがおり、ディフェンスは経験豊富だ。バルセロナのことを考えてはいけない。今、そのことを話すのに意味はないよ。彼らが世界最強なのは確かだが、私はウチのチームがどう戦うか見たい。大事な試合なのは分かっているが、今は明日のパルマ戦がほかの何よりも重要だ」