ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役が13日、リーグ戦について語った。FWステファン・エル・シャーラウィとの2018年までの契約延長については明かさず(「知らないよ。この歳になると記憶が定かでなくなるんだ」)、一方でチャンピオンズリーグ(CL)にも言及している。バルセロナとの対決はもうすぐだ。

バルセロナ戦ではパーフェクトな2試合が必要となる。ガッリアーニ代表取締役もそれはよく分かっているが、決してタオルを投げているわけではない。

「リーグ戦は38試合ある。それぞれが勝ち点3だ。CLは違い、ラウンドを突破するためには全力を尽くさなければならない。バルセロナとの試合で心理的に押されて臨むことはしないよ。冷静に立ち向かう。この2シーズンで6度目の対戦というのは興味深いね」

「バルセロナは世界最強のチームだ。だが、ウチにはより歴史とトロフィーがある。去年はサン・シーロで0−0と引き分けた。バルセロナでは1−1の後で、思い出したくないことがあった(アレッサンドロ・ネスタのファウルによるPK)」

ここ最近のミランは、トップクラスのチームにふさわしいことを示している。シーズン開幕当時の困惑はすべて打ち消した。CL出場権につながる3位は、もはやそう遠くない。だが、スクデットやユヴェントスとはまだ離れている。

「首位争いは、サンプドリア戦とアタランタ戦で失った。開幕戦と第3節のことだ。そこから我々は16試合で勝ち点34を挙げている」

また、ガッリアーニ代表取締役はFWマリオ・バロテッリとエル・シャーラウィのことにも言及している。両者の共存を疑う声に対し、同代表取締役は次のように話している。

「ステファンとマリオの共存が話題になる理由が理解できない。一人はサイドアタッカーだ。もう一人はセンターフォワードだよ。エル・シャーラウィは常にプレーしてきた。ひざの腱の問題で、少し休まなければいけないんだ」

バロテッリの獲得について、「非常に良いことだった」と称したガッリアーニ代表取締役は、このように続けている。

「メディア的なことではなく、戦力上のオペレーションだった。マリオはすでに2試合で3ゴールだ。彼はスターだよ。メディアは少し彼を追いすぎる。やっていることにも、やっていないことについてもね。彼のイタリア復帰は、ミランだけではなく、全員にとってのアドバンテージだ」

最後に、ガッリアーニ代表取締役はマッシミリアーノ・アッレグリ監督をこうたたえている。

「この素晴らしい挽回劇において、彼の功績は非常に大きい。クラブや選手たちと同じようにね。我々は常にこの3つを引き離すことはできないと考えている」