日本観光庁、台湾の旅行業界に謝意  昨年訪日者数過去最高

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(台北 12日 中央社)昨年、台湾からの日本訪問者数が過去最高となったのを受けて日本の観光庁国際交流推進課外客誘致室の多田浩人室長は11日訪台、双方の観光交流に大きく貢献したとして台湾の旅行業者に対し、謝意を表明した。

観光庁は日本観光市場の振興などをはかるため、昨年9月から11月にかけて、台湾のどの旅行代理店がより多く日本に送り込めるか観光客数を競うイベントを行った。

このイベントの授賞式が11日、交流協会台北事務所(大使館に相当)で行われ、多田氏は挨拶の中で台湾の旅行業界の努力に対して感謝の言葉を述べた。また、今後はさらに日台観光業の提携強化に努め、年間訪問総数のべ300万人をめざしたいと語った。

交流協会によると、昨年、台湾から日本への訪問者数は約160万、日本から台湾への訪問者数は約135万人で、いずれも過去最高となっている。

日本は台湾の人々にとって春節の休暇(2013年は2月9日〜17日)を過ごす旅行先としても以前から人気で、今年のこの9連休の期間中は特に各旅行代理店の優遇プラン実施や円安も後押しして、日本を訪れる台湾からの観光客数の増加に期待できそうだ。